おだか‐ともお【尾高朝雄】
[1899〜1956]法哲学者。朝鮮の生まれ。東大教授。国民主権と天皇制の調和を求め、また、マルクス主義法思想を批判。法哲学の啓蒙(けいもう)に尽力。
かわい‐たけお【河合武雄】
[1877〜1942]新派俳優。東京の生まれ。本名、内山武次郎。女形として活躍し、美貌とはでな芸風で人気を集めた。
くすやま‐まさお【楠山正雄】
[1884〜1950]演劇評論家・児童文学者。東京の生まれ。近代劇の翻訳、内外の童話・神話を紹介した。著「日本童話宝玉集」など。
くめ‐まさお【久米正雄】
[1891〜1952]小説家・劇作家。長野の生まれ。俳号、三汀。菊池寛・芥川竜之介らとともに第三次・第四次「新思潮」同人として活躍。のち、通俗小説に転じた。戯曲「牛乳屋の兄弟」、小説「受験生の手...
さくら‐あずまお【佐久良東雄】
[1811〜1860]幕末の志士・歌人。常陸(ひたち)の人。号、薑園(きょうえん)。平田篤胤(ひらたあつたね)の門下。桜田門外の変に連座、獄中で絶食死した。歌集「薑園集」。
じっそうじ‐あきお【実相寺昭雄】
[1937〜2006]演出家・映画監督。東京の生まれ。テレビ番組「ウルトラマン」シリーズ、「怪奇大作戦」の演出で知られる。他にテレビコマーシャル・小説・オペラなどで幅広く活躍。監督をつとめた映画...
たけい‐たけお【武井武雄】
[1894〜1983]童画家・版画家。長野の生まれ。「童画」という名称の創始者で、初期童画界の代表者の一人。
にわ‐ふみお【丹羽文雄】
[1904〜2005]小説家。三重の生まれ。独特のリアリズムによる風俗小説、また、生家の寺院を背景にした仏教的小説を発表。文化勲章受章。作「鮎(あゆ)」「厭がらせの年齢」「親鸞(しんらん)」など。
まえかわ‐はるお【前川春雄】
[1911〜1989]銀行家。東京の生まれ。日本輸出入銀行副総裁などを経て、昭和54年(1979)日本銀行総裁に就任。第二次オイルショックに際して金融引き締め政策を取り、インフレの克服に尽力した...
まつかた‐まさお【松方正雄】
[1868〜1942]実業家。鹿児島の生まれ。正義の四男。米国で教育を受け、帰国後は関西財界で活躍。昭和10年(1935)大阪野球倶楽部(クラブ)(阪神の前身)の初代会長に就任。プロ野球の発展に...