かなもり‐とくじろう【金森徳次郎】
[1886〜1959]憲法学者・政治家。愛知の生まれ。岡田内閣の法制局長官のとき、天皇機関説信奉者として攻撃を受け、辞任。第二次大戦後、吉田内閣の国務相として、日本国憲法の起草にあたる。国会図書...
カニングハム【Merce Cunningham】
[1919〜2009]米国の舞踊家・振付師。クラシックバレエなどを学んだのち、1953年に自らの舞踏団を設立。モダンダンスの第一人者として活躍した。作曲家ジョン=ケージや彫刻家イサム=ノグチらと...
かねこ‐みつはる【金子光晴】
[1895〜1975]詩人。愛知の生まれ。本名、保(安)和。反権力的な新象徴主義詩人として注目された。詩集「こがね虫」「鮫(さめ)」「落下傘」など。
かねしろ‐かずき【金城一紀】
[1968〜 ]小説家。埼玉の生まれ。在日韓国人として、新しい感覚と軽快なストーリー運びで人種差別などをテーマにした作品を発表。小説「GO(ゴー)」で直木賞受賞。他に「FLY, DADDY, F...
かねなが‐しんのう【懐良親王】
[1329〜1383]後醍醐(ごだいご)天皇の皇子。名は「かねよし」とも。南朝の征西大将軍として、四国から九州に渡り、菊池氏らを集めて足利方に対抗。のち、今川了俊に攻められ、筑後(ちくご)に退い...
かぶらぎ‐きよかた【鏑木清方】
[1878〜1972]日本画家。東京の生まれ。本名、健一。水野年方に師事し、早くから挿絵を描き、情趣豊かな明治の風俗を絵にとどめた。歌川派の浮世絵から出て、文学的教養と清新な感覚で、近代的美人画...
カブラル【Francisco Cabral】
[1528〜1609]ポルトガルの宣教師。1570年、日本布教区長として来日、織田信長・足利義昭らにも会い、布教の基礎を固めた。のちインドに行き、ゴアで没。
カブール【Camillo Benso conte di Cavour】
[1810〜1861]イタリアの政治家。サルデーニャ王国の首相としてクリミア戦争に参加、ナポレオン3世との密約など、巧みな外交政策と、共和主義的なガリバルディらの運動の懐柔によってイタリア統一を...
かみや‐そうたん【神谷宗湛】
[1553〜1635]安土桃山から江戸初期にかけての豪商。博多の人。豊臣秀吉の保護を受け、中国・朝鮮・南方諸国と交易。千利休と交わり、茶人としても有名。茶会記録に「宗湛日記」がある。紙屋宗旦。
かめい‐かついちろう【亀井勝一郎】
[1907〜1966]評論家。北海道の生まれ。初め、プロレタリア文学の理論家として活躍、のち、転向して日本浪曼派に属し、仏教思想・日本古典に傾倒、文明批評で活躍した。著「大和古寺風物誌」「わが精...