つじ‐ひとなり【辻仁成】
[1959〜 ]小説家・映画監督・音楽家。東京の生まれ。昭和60年(1985)ロックバンドのボーカリストとしてデビュー。同時に執筆活動も始める。バンド解散後は作家活動に力を入れ、「海峡の光」で芥...
つじむら‐みづき【辻村深月】
[1980〜 ]小説家。山梨の生まれ。「冷たい校舎の時は止まる」でメフィスト賞を受賞してデビュー。短編集「鍵のない夢を見る」で直木賞受賞。他に「ツナグ」「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」など。
つじ‐りょういち【辻亮一】
[1914〜2013]小説家。滋賀の生まれ。早稲田大学在学中に「黙示」を創刊。戦後、中国共産党軍の手榴弾(しゅりゅうだん)工場に徴用された経験を描いた「異邦人」で芥川賞受賞。他に「修道者」「挽歌...
つだ‐うめこ【津田梅子】
[1864〜1929]教育家。江戸の生まれ。日本最初の女子留学生として、満7歳で岩倉具視遣外使節に同行して渡米。帰国後、華族女学校・女子高等師範学校教授。明治33年(1900)女子英学塾(のちの...
つだ‐せいふう【津田青楓】
[1880〜1978]画家。京都の生まれ。本名、亀治郎。初め日本画、のち洋画を学ぶ。二科会の創立に参画。左翼運動に参加したのち、同会脱会とともに日本画に復帰して南画風の作品を描いた。随筆・詩・書...
つだ‐そうきち【津田左右吉】
[1873〜1961]歴史学者。岐阜の生まれ。文献批判に基づき、記紀の神話が客観的史実でないことを論証し、日本古代史の科学的研究を開拓した。のち、この上代研究が右翼思想家から告発され、昭和15年...
つちだ‐きょうそん【土田杏村】
[1891〜1934]思想家・評論家。新潟の生まれ。本名、茂(つとむ)。麦僊(ばくせん)の弟。西田幾多郎に師事。雑誌「文化」を発刊し、文明評論を展開。著「国文学の哲学的研究」「マルキシズム批判」など。
つちだ‐ばくせん【土田麦僊】
[1887〜1936]日本画家。新潟の生まれ。本名、金二。杏村(きょうそん)の兄。京都に出て竹内栖鳳(たけうちせいほう)に師事。大正7年(1918)国画創作協会を同志と結成。西洋近代絵画の影響と...
つちもと‐のりあき【土本典昭】
[1928〜2008]映画監督。岐阜の生まれ。水俣病(みなまたびょう)を扱ったドキュメンタリー映画で知られる。長期取材により、病に冒された人々の生活に密着した作品で高く評価された。代表作「水俣—...
つちや‐たかお【土屋隆夫】
[1917〜2011]推理作家。長野の生まれ。第二次大戦後、中学教師のかたわら作品を発表。「影の告発」で日本推理作家協会賞受賞。他に「天狗の面」「天国は遠すぎる」「不安な産声」など。平成14年(...