やまむら‐さいすけ【山村才助】
[1770〜1807]江戸後期の蘭学者・地理学者。常陸(ひたち)土浦藩士。名は昌永(まさなが)。大槻玄沢に蘭学を学ぶ。新井白石の「采覧異言」、西川如見の「四十二国人物図説」を訂正・増補した。著作...
やまむら‐ぼちょう【山村暮鳥】
[1884〜1924]詩人。群馬の生まれ。本名、土田八九十(つちだはくじゅう)。初期の前衛的な詩風から、晩年は平易な表現の人道主義的作風に至った。詩集「三人の処女」「聖三稜玻璃(せいさんりょうは...
やまむろ‐ぐんぺい【山室軍平】
[1872〜1940]宗教家。日本救世軍の創立者。岡山の生まれ。明治28年(1895)英国救世軍の来日を機に救世軍に入り、廃娼運動・職業紹介・医療など社会福祉の向上に尽力した。社会鍋を創始。著「...
やまむろ‐しずか【山室静】
[1906〜2000]文芸評論家。鳥取の生まれ。はじめプロレタリア文学に傾倒するが、のち転向。雑誌「近代文学」創刊に参加。北欧文学に深い関心をもち、ヤンソンの童話「ムーミン」シリーズなど、多数の...