カルピーニ【Giovanni de Piano Carpini】
[1182ころ〜1252]イタリアのフランシスコ会士。生地コルピニにちなんでの通称。ローマ法皇の使節としてモンゴル帝国のグユク=ハンに謁見。その旅行報告記「実事報告」で東洋の知識を西欧に伝えた。
カルペンティエール【Alejo Carpentier】
[1904〜1980]キューバの小説家・評論家。独裁政権に反対してフランスに亡命し、シュールレアリスムの影響を受けた。革命後に帰国。小説「この世の王国」「失われた足跡」、評論「キューバの音楽」など。
カルポー【Jean-Baptiste Carpeaux】
[1827〜1875]フランスの彫刻家。古典主義の伝統を離れ、躍動的で優美な官能性を備えた作品を多数制作した。作、オペラ座正面装飾の「ダンス」など。
カルメット【Albert Léon Charles Calmette】
[1863〜1933]フランスの細菌学者。C=ゲランと共同で牛型結核菌を培養してBCGを創製し、結核予防に大きな貢献をした。
カルロス‐いっせい【カルロス一世】
《Carlos Ⅰ》⇒カール
カルーソー【Enrico Caruso】
[1873〜1921]イタリアのオペラ歌手。テノールの幅広い声量、表情豊かな演技で、20世紀初頭のオペラ黄金時代を築いた。
カレツキ【Michał Kalecki】
[1899〜1970]ポーランドの経済学者。景気理論・分配論の研究で知られる。「景気循環の巨視的動態論」では、マルクスの再生産論を土台にして、ケインズに先駆ける理論を展開した。著「経済変動の理論...
ガッダ【Carlo Emilio Gadda】
[1893〜1973]イタリアの小説家。専門用語や方言・外国語などを駆使して、難解な前衛的作品を発表。20世紀前衛文学の一翼を担った。長編「メルラーナ街の怖るべき混乱」「悲しみの認識」など。
ゴルドーニ【Carlo Goldoni】
[1707〜1793]イタリアの劇作家。写実的・近代的な性格喜劇を確立、イタリア近代喜劇の祖といわれる。作「二人の主人を一度に持つと」「宿屋の女主人」「田舎者」など。
フエンテス【Carlos Fuentes】
[1928〜2012]メキシコの小説家。メキシコ人のアイデンティティーを問う、心理主義的作品で注目される。ジャーナリストとして、雑誌編集・評論執筆も行う。作「アルテミオ=クルスの死」「我らの大地...