さえき‐じょういん【佐伯定胤】
[1867〜1952]僧。奈良の生まれ。法隆寺住職。法相宗管長をしたが、のち、法隆寺を法相宗から分離し聖徳宗の本山とした。
さえき‐ゆうぞう【佐伯祐三】
[1898〜1928]洋画家。大阪の生まれ。渡仏してブラマンクに師事、ユトリロの影響も受け、パリの街頭風景を数多く描いた。パリで客死。
さえぐさ‐かずこ【三枝和子】
[1929〜2003]小説家。兵庫の生まれ。日本ペンクラブ女性作家委員会初代委員長。「鬼どもの夜は深い」で泉鏡花文学賞受賞。他に「処刑が行なわれている」「薬子の京」など。
さ‐おう【沙翁】
《「沙」は「沙比阿」などの略》シェークスピアのこと。しゃおう。
さおとめ‐みつぐ【早乙女貢】
[1926〜2008]小説家。満州の生まれ。本名、鐘ヶ江(かねがえ)秀吉。山本周五郎のもとで研鑽(けんさん)を積み、反骨精神あふれる歴史・時代小説を発表。史実に基づいた本格歴史小説の他、娯楽に徹...
さかい‐ただかつ【酒井忠勝】
[1587〜1662]江戸前期の幕臣。老中・大老。若狭小浜城主。3代将軍家光の時、幕政の中心として活躍。家光の遺命により他の老中とともに4代家綱を補佐。
さかい‐ただきよ【酒井忠清】
[1624〜1681]江戸前期の幕臣。老中・大老。上野(こうずけ)厩橋(うまやばし)城主。4代将軍家綱を補佐して権勢を振るい、その屋敷が大手門下馬札の前にあったので下馬将軍と称された。
さかい‐ただつぐ【酒井忠次】
[1527〜1596]安土桃山時代の武将。徳川家康に仕え、姉川・三方ヶ原・長篠などの多くの戦に軍功あり、徳川四天王の一人に数えられた。
さかい‐ただよ【酒井忠世】
[1572〜1636]江戸初期の幕臣。老中・大老。上野厩橋(うまやばし)城主。2代将軍秀忠から3代家光の前半にかけて幕政の中心として活躍。
さかいだ‐かきえもん【酒井田柿右衛門】
[1596〜1666]江戸初期の陶工。肥前国有田の人。中国の上絵付けの技法を学び、日本で初めて赤絵の焼成に成功、国内外に大きな影響を与えた。子孫代々柿右衛門を名乗り、その作品をも柿右衛門という。