い‐おうぶつ【韋応物】
[737ころ〜?]中国、中唐の詩人。京兆(陝西省西安)の人。蘇州刺史であったため韋蘇州とよばれる。陶淵明に心酔。自然詩人として、王維・孟浩然・柳宗元と並び称される。
がん‐えんし【顔延之】
[384〜456]中国、南北朝時代の宋(そう)の詩人。臨沂(りんき)(山東省)の人。字(あざな)は延年。詩風は彫琢を凝らし、謝霊運(しゃれいうん)と並び称せられる。陶淵明(とうえんめい)とも親交...
ごう‐よしひろ【郷義弘】
鎌倉末期の刀工。越中の人。義広とも記す。通称、右馬允。正宗十哲の一。吉光・正宗と並び、三作と称される。生没年未詳。
サン‐マルティン【José de San Martin】
[1778〜1850]ラテンアメリカ独立運動の指導者。アルゼンチン生まれ。スペイン軍人として働いたのち帰国し、アルゼンチン独立闘争に参加。スペイン軍と戦い、アルゼンチン、チリ、ペルーの独立を達成...
しん‐しん【岑参】
[715〜770]中国、盛唐の詩人。江陵(湖北省)の人。西域の節度使の幕僚として辺境に滞在した体験から、辺境の風物を多くうたう。辺塞(へんさい)詩人として高適と並び称される。
どうみゃく‐せんせい【銅脈先生】
[1752〜1801]江戸中期の狂詩作者。京都の人。本名、畠中正盈(はたけなかまさみつ)。号は観斎(かんさい)。銅脈先生は狂号。風刺のきいた狂詩で大田南畝と並び称される。著作に「太平楽府(がふ)...
なかむら‐てきさい【中村惕斎】
[1629〜1702]江戸前期の儒学者。京都の人。名は之欽。朱子学を奉じ、伊藤仁斎と並び称された。著「四書示蒙句解」「訓蒙図彙」など。
なみかわ‐そうすけ【濤川惣助】
[1847〜1910]七宝作家。下総の人。帝室技芸員。輪郭線のない無線七宝の技法を開発、有線七宝の並河靖之と並び称された。パリ万博などに出品し、その絵画的な作品は世界的な評価を獲得した。
なみかわ‐やすゆき【並河靖之】
[1845〜1927]七宝作家。京都の人。帝室技芸員。伝統的有線七宝の作家として無線七宝の濤川惣助と並び称された。また、黒色透明釉を開発したことでも知られる。
ならや‐もざえもん【奈良屋茂左衛門】
[?〜1714]江戸中期の豪商。江戸深川の材木商。日光東照宮の修築で巨富を積み、紀国屋文左衛門と並び称された。資産を継いだ子が吉原で豪遊した話は有名。