トマス‐アクィナス【Thomas Aquinas】
[1225ころ〜1274]イタリアの哲学者・神学者。ドミニコ会修道士。アルベルトゥス=マグヌスに師事。キリスト教とアリストテレス哲学を総合し、スコラ学を完成。中世最大の哲学者。著「神学大全」「護...
とみい‐まさあきら【富井政章】
[1858〜1935]民法学者。京都の生まれ。フランス法学派の中心的存在。民法典起草者の一人。東大教授・貴族院議員・枢密顧問官などを歴任。著「民法原論」など。
とみさわ‐ういお【富沢有為男】
[1902〜1970]小説家・画家。大分の生まれ。東京美術学校中退後、新愛知新聞の漫画記者となる。「地中海」で芥川賞受賞。他に「白い壁画」「侠骨(きょうこつ)一代」など。
とみなが‐なかもと【富永仲基】
[1715〜1746]江戸中期の学者。大坂の人。字(あざな)は子仲。号、南関・謙斎。儒学・仏教・神道に精通。これらに歴史的・実証的批判を加えた。著「出定後語(しゅつじょうこうご)」「翁の文」など。
とみもと‐ぶぜんのじょう【富本豊前掾】
[1716〜1764]江戸中期の富本節の太夫。初世。宮古路豊後掾の門人。寛延元年(1748)富本豊志太夫と名のり、独立して富本節を創始。翌年、豊前掾を受領、晩年には筑前掾を再受領した。
ともなり【友成】
平安中期の刀工。備前の人。正恒(まさつね)と並んで、古備前の代表者。生没年未詳。
ともばやし‐みつひら【伴林光平】
[1813〜1864]江戸末期の勤王家・国学者。河内(かわち)の人。天誅組(てんちゅうぐみ)に加わり、中山忠光らの大和挙兵に参加、捕らえられて刑死。著「南山踏雲録」など。ばんばやしみつひら。
ともひら‐しんのう【具平親王】
[964〜1009]平安中期の文人・歌人。村上天皇の第7皇子。中務(なかつかさ)卿。六条宮・千種(ちぐさ)殿・後(のちの)中書王とよばれる。文才豊かで、和歌・漢詩文に長じ、音楽・陰陽(おんよう)...
と‐ゆう【杜佑】
[735〜812]中国、唐の政治家・学者。京兆・万年(陝西(せんせい)省)の人。徳宗・憲宗に仕えて、重要官職を歴任した。著「通典(つてん)」など。
とりい‐きよます【鳥居清倍】
江戸中期の浮世絵師。初世。俗称、庄二郎。鳥居家2代目に擬せられる。清信の長男とも弟とも伝えられる。丹絵(たんえ)・漆絵による、すぐれた役者絵・美人画を残した。生没年未詳。