じょ‐き【徐熙】
中国五代南唐の画家。鐘陵(江西省)の人。花鳥画をよくし、墨の濃淡を主体に淡彩を添える手法により、孫(一説には子)の徐崇嗣(じょすうし)とともに徐氏体の創始者とされる。生没年未詳。
メルロ‐ポンティ【Maurice Merleau-Ponty】
[1908〜1961]フランスの哲学者。後期フッサールの現象学に強い影響を受け、人間的主体としての身体をありのままに記述する独自の現象学を展開した。著「行動の構造」「知覚の現象学」「シーニュ」など。
ユクスキュル【Jakob Johann Uexküll】
[1864〜1944]ドイツの理論生物学者。人間中心の見方を排し、動物には生活主体として知覚し働きかける固有の環境、環世界があると説き、行動生物学への道を開いた。
リオタール【Jean-François Lyotard】
[1924〜1998]フランスの哲学者。ポスト構造主義の思想家の一人。急進的なマルクス主義者としてアルジェリアで活動、パリ五月革命にも参加した。主体や進歩主義という近代の理念を「大きな物語」とし...