ボール【John Ball】
[?〜1381]英国の聖職者。1381年のワットタイラーの乱の指導者で、「アダムが耕し、イブが紡いだとき、だれが領主であったか」という説教を行い領主制を批判。国王側に殺された。
ほうせいどう‐きさんじ【朋誠堂喜三二】
[1735〜1813]江戸後期の戯作者・狂歌師。本名、平沢常富。通称、平格。狂名、手柄岡持(てがらのおかもち)。秋田藩主佐竹氏の江戸留守居役。恋川春町とともに黄表紙の作風を確立。黄表紙「文武二道...
ほり‐たつお【堀辰雄】
[1904〜1953]小説家。東京の生まれ。芥川竜之介に師事。フランス文学、特に心理主義的手法の影響を受け、知性と叙情の融合した独自の世界を築いた。作「聖家族」「風立ちぬ」「菜穂子」「美しい村」など。
ぼう‐じゅん【茅盾】
[1896〜1981]中国の作家。浙江(せっこう)省桐郷県の人。本名、沈徳鴻(しんとくこう)。字(あざな)は雁冰(がんひょう)。写実主義を唱え、「蝕」三部作、「子夜」などを発表。中華人民共和国成...
ぼくし【墨子】
中国、戦国時代初期の思想家。名は翟(てき)。墨家の祖。儒家の仁を差別愛であるとみなし、血縁によらない普遍的・無差別的博愛や反戦・平和を説いた。生没年未詳。 中国の思想書。現存53編。および...
ボース【Subhāsh Chandra Bose】
[1897〜1945]インドの民族主義者。国民会議派の指導者の一人。第二次大戦開始とともに、ドイツ・日本などとの協力による反英・独立闘争を企図し、インド国民軍を組織して日本軍に協力したが失敗。飛...
ボーダン【Jean Bodin】
[1530〜1596]フランスの政治学者・思想家。主権を国家の絶対的・永続的権力と考察。宗教戦争の渦中にあって、王権による政治的統一と平和の回復を唱えた。著「国家論」など。
ボーブナルグ【Luc de Clapiers Vauvenargues】
[1715〜1747]フランスのモラリスト。生涯不遇であったが、独自の楽天主義の立場に立ち、人間の高貴な情熱と行動力を強調した。著「省察と箴言」など。
ボーボワール【Simone de Beauvoir】
[1908〜1986]フランスの女流小説家・批評家。実存主義者で、サルトルの伴侶。小説「招かれた女」「他人の血」、評論「第二の性」、自伝「娘時代」など。
ポープ【Alexander Pope】
[1688〜1744]英国の詩人。古典主義文学の代表者。ホメロスの翻訳でも知られる。作「愚者列伝」「人間論」など。