あら‐まさひと【荒正人】
［1913〜1979］文芸評論家。福島の生まれ。雑誌「近代文学」創刊に参加。政治と文学論で中野重治と論争するなど、攻撃的な評論活動を続けた。夏目漱石の研究でも知られる。著「第二の青春」「市民文学...
おおとも‐の‐たびと【大伴旅人】
［665〜731］奈良時代の歌人。家持の父。征隼人持節使(せいはやとじせつし)・大宰帥(だざいのそち)をへて大納言。文武にすぐれ、漢詩・和歌は懐風藻・万葉集に収載。
おおにし‐きょじん【大西巨人】
［1919〜2014］小説家・批評家。福岡の生まれ。本名、巨人(のりと)。新聞社勤務を経て、対馬要塞重砲兵連隊に入隊。戦後「近代文学」同人となる。昭和27年（1952）、評論「俗情との結託」で野...
おおの‐の‐あずまひと【大野東人】
［?〜742］奈良時代の武将。蝦夷(えぞ)征討に参加、のち鎮守府将軍。天平12年（740）藤原広嗣(ふじわらのひろつぐ)の乱を鎮定。
きたおおじ‐ろさんじん【北大路魯山人】
［1883〜1959］陶芸家。京都の生まれ。本名、房次郎。別号に魯卿・無境・夢境など。書・篆刻(てんこく)もよくした。料理に通じ、食器用に斬新な意匠の陶磁器を製作。
しもむら‐こじん【下村湖人】
［1884〜1955］小説家・教育家。佐賀の生まれ。本名、虎六郎(ころくろう)。教職を経て著述生活に入る。自伝的教養小説「次郎物語」で知られる。
しゅう‐じゅじん【周樹人】
魯迅(ろじん)の本名。
しゅかわ‐みなと【朱川湊人】
［1963〜 ］小説家。大阪の生まれ。都市伝説を扱った幻想的なホラー小説は「現代の新しい怪談」として幅広い読者層を得る。「花まんま」で直木賞受賞。他に「白い部屋で月の歌を」「さよならの空」「フク...
はやの‐はじん【早野巴人】
［1676〜1742］江戸中期の俳人。下野(しもつけ)の人。通称、甚助。別号、夜半亭など。江戸へ出て宝井其角・服部嵐雪に師事。門下に与謝蕪村がいる。
ふくだ‐きよと【福田清人】
［1904〜1995］小説家・児童文学者。長崎の生まれ。昭和30年（1955）浜田広介らと日本児童文芸家協会を設立。同42年開館の日本近代文学館設立にも尽力した。作品に「春の目玉」「秋の目玉」「...
