ちょう‐えつ【張説】
[667〜730]中国、初唐・盛唐期の詩人、玄宗朝初期の宰相。洛陽(河南省)の人。字(あざな)は道済、また説之(えつし)。力強い盛唐の詩風を開いた。
にった‐じろう【新田次郎】
[1912〜1980]小説家。長野の生まれ。本名、藤原寛人(ひろと)。気象台勤務の経験を生かした山岳小説で人気を集め、昭和を代表する作家となる。また歴史小説の大作でも知られる。「強力伝(ごうりき...
にのみや‐けいさく【二宮敬作】
[1804〜1862]江戸末期の蘭方医。伊予の人。号、如山。長崎でシーボルトに師事。シーボルト帰国後は宇和島藩医として種痘の普及などに尽力。
にのみや‐そんとく【二宮尊徳】
[1787〜1856]江戸後期の農政家・思想家。相模の人。通称、金次郎。農家に生まれ、没落した家を再興。のち、諸藩・諸村の復興に尽力、幕臣となった。徹底した実践主義者で、その思想・行動は報徳社運...
ニュートン【Isaac Newton】
[1642〜1727]英国の物理学者・天文学者・数学者。運動の法則、万有引力の法則の導入、微積分法の発明、光のスペクトル分析などの業績がある。1687年「プリンキピア(自然哲学の数学的原理)」を...
ねじめ‐しょういち【ねじめ正一】
[1948〜 ]詩人・小説家。東京の生まれ。本姓、禰寝(ねじめ)。民芸店を営む傍ら詩を書き、饒舌(じょうぜつ)な作風とパフォーマンスで現代詩の大衆化に力を尽くした。「高円寺純情商店街」で直木賞を...
ノイマン【Johann Ludwig von Neumann】
[1903〜1957]米国の数学者。ハンガリー生まれ。ヒルベルト空間論を展開して量子力学を数学的に基礎づけ、第二次大戦後は電子計算機論・数理経済学・ゲームの理論を研究。ジョン=フォン=ノイマン。...
のぐち‐うじょう【野口雨情】
[1882〜1945]詩人。茨城の生まれ。本名、英吉。大正中期、全国に歌謡行脚し、民謡・童謡の普及に尽力。詩集「都会と田園」「沙上の夢」、童謡集「十五夜お月さん」、民謡集「波浮(はぶ)の港」など。
のなか‐けんざん【野中兼山】
[1615〜1664]江戸初期の政治家・儒学者。名は良継。谷時中に朱子学を学び、土佐藩家老として藩政の確立に尽力。新田開発・殖産興業・土木工事などに功績が大きかったが、中傷により隠退。著「兼山遺...
まつもと‐しゅんすけ【松本竣介】
[1912〜1948]洋画家。東京の生まれ。中学生時代に聴力を失いながら、清澄な叙情のもとに、孤独な心象を託した都会風景を描いた。