デューラー【Albrecht Dürer】
[1471〜1528]ドイツの画家。鋭い観察力に基づく写実的表現のなかに深い精神性を示し、ドイツ‐ルネサンスを代表。宗教的主題が多く、版画にもすぐれた。また、理論書も発表。作「四人の使徒」など。
とくがわ‐いえよし【徳川家慶】
[1793〜1853]江戸幕府第12代将軍。在職1837〜1853。家斉の二男。老中水野忠邦に天保の改革を断行させたが、急激にすぎて失敗。のち、外国勢力の圧迫による難局にあたり、阿部正弘を起用。
とのおか‐もじゅうろう【外岡茂十郎】
[1898〜1986]法学者・野球指導者。静岡の生まれ。民法研究のかたわら、昭和17年(1942)から22年間早大野球部長。ほかに六大学野球連盟理事長を務め、戦時下および戦後の学生野球の維持、復...
トライチュケ【Heinrich von Treitschke】
[1834〜1896]ドイツの歴史家・政治評論家。プロイセンを中心とするドイツ統一を主張。排他的な権力国家思想を鼓吹した。著「一九世紀ドイツ史」など。
トレーズ【Maurice Thorez】
[1900〜1964]フランスの政治家。フランス共産党書記長。人民戦線の結成に尽力。第二次大戦中はソ連に亡命、帰国後、副首相兼国務相に就任。自伝「人民の子」。
とんあ【頓阿】
[1289〜1372]鎌倉末・南北朝時代の歌人。俗名、二階堂貞宗。比叡山で修行し、のち諸国を行脚。和歌を藤原為世に学び、二条派を再興。和歌四天王の一人。「新拾遺和歌集」の完成に尽力。著「井蛙(せ...
ドナテロ【Donatello】
[1386ころ〜1466]イタリアの彫刻家。初期ルネサンスを代表する彫刻家で、厳格な写実により人体の力と美を表現した。作「ガッタメラータ将軍騎馬像」など。ドナテルロ。ドナテッロ。
ド‐ブロイ【Louis Victor de Broglie】
[1892〜1987]フランスの理論物理学者。1923年ド=ブロイ波(物質波)の理論を発表、量子力学の基礎を築き、1929年ノーベル物理学賞受賞。→物質波
どんちょう【曇徴】
7世紀の高句麗(こうくり)の僧。推古天皇18年(610)渡来。五経に通じ、彩色(絵画)、紙墨の製法、水力を利用した臼の製法を伝えたという。生没年未詳。
ナイチンゲール【Florence Nightingale】
[1820〜1910]イタリア生まれの英国の看護婦。クリミア戦争のとき、多くの看護婦を率いて傷病者の救護にあたり、「クリミアの天使」とよばれた。その後も病院・看護施設の創設・改善に努力し、看護婦...