カウツキー【Karl Johann Kautsky】
[1854〜1938]ドイツの社会主義者。社会民主党の「エルフルト綱領」を起草。マルクス主義理論を受け継いで修正主義者を批判したが、第一次大戦参戦支持などで徐々に中間派に移行し、ロシア革命に際し...
カッシーラー【Ernst Cassirer】
[1874〜1945]ドイツの哲学者。新カント学派の一派であるマールブルク学派に属し、認識論・認識論史の研究から象徴形式の究明に傾注した。ナチスに追われ、米国に亡命。著「象徴形式の哲学」「人間」など。
カネッティ【Elias Canetti】
[1905〜1994]ブルガリア生まれの作家・思想家。1939年英国に亡命。1981年ノーベル文学賞受賞。小説「眩暈(めまい)」、評論「群衆と権力」など。
カブレラ‐インファンテ【Guillermo Cabrera Infante】
[1929〜2005]キューバの小説家。のちにロンドンに移住。言葉遊びや言語実験の多用を特徴とする。作品に、革命前のハバナの人々の生活を描いた長編「淋しい三匹の虎」や「亡き王子のためのハバーナ」...
カラバッジョ【Michelangelo Merisi da Caravaggio】
[1573〜1610]イタリアの画家。徹底した自然主義と劇的な明暗効果を特色とし、バロック絵画全般に大きな影響を与えた。連作「聖マタイ伝」など。→聖マタイと天使 →聖マタイの殉教 →聖マタイの召命
クイビシェフ【Valerian Vladimirovich Kuybïshev】
[1888〜1935]ソ連の政治家。16歳から革命運動に加わり、十月革命後、共産党政治局員となり、国家計画委員会議長に就いたが、のち暗殺された。
クールベ【Gustave Courbet】
[1819〜1877]フランスの画家。近代写実主義の代表的画家。パリ‐コミューンに参加し、スイスに亡命。作「オルナンの埋葬」「画家のアトリエ」「セーヌ河畔の娘たち」など。
ケレンスキー【Aleksandr Fyodorovich Kerenskiy】
[1881〜1970]ロシアの政治家。1917年の二月革命後、臨時政府に入閣。のち首相となり、戦争続行政策をとるが、十月革命で失脚、米国に亡命。
ゲバラ【Ernesto Che Guevara】
[1928〜1967]ラテンアメリカの革命家。アルゼンチン生まれ。キューバ革命に参加し、カストロ政権の要職を歴任。その後ボリビアの革命運動に加わり、政府軍に殺された。チェ=ゲバラとも呼ばれ、チェ...
ゲルツェン【Aleksandr Ivanovich Gertsen】
[1812〜1870]ロシアの思想家・作家。革命運動で逮捕・流刑ののち亡命。農村共同体を基礎とする社会主義を構想した。著「過去と思索」「誰の罪か」など。