しぶさわ‐たつひこ【渋沢竜彦】
[1928〜1987]仏文学者・小説家・評論家。東京の生まれ。本名、竜雄。サドやコクトーなどフランス文学の翻訳、研究のほか、評論・小説などに活躍。「唐草物語」で泉鏡花文学賞、「高丘親王航海記」で...
しまぞの‐じゅんじろう【島薗順次郎】
[1877〜1937]医学者。和歌山の生まれ。京大・東大教授。脚気(かっけ)がビタミンBの欠乏によることを発見。
しまだ‐ばんこん【島田蕃根】
[1827〜1907]幕末・明治期の仏教学者。周防(すおう)の人。初め、修験道教学院の住職。一切経の校勘に努力し、福田行誡(ふくだぎょうかい)とともに縮刷大蔵経を刊行。
しまづ‐ひさもと【島津久基】
[1891〜1949]国文学者。鹿児島の生まれ。東大教授。源氏物語や中世の説話・物語文学の研究に貢献した。著「対訳源氏物語講話」「義経伝説と文学」など。
しみず‐はまおみ【清水浜臣】
[1776〜1824]江戸後期の歌人・国学者。江戸の人。号、泊洦舎(さざなみのや)。村田春海に国学を学び、古典の考証・注釈にすぐれ、王朝的情趣のある歌文を残した。著「泊洦舎文藻」「泊洦舎集」など。
しもこうべ‐ちょうりゅう【下河辺長流】
[1627〜1686]江戸前期の歌人・国学者。大和の人。歌道の伝統主義の打破を主張し、万葉集の注釈・研究に新風を示した。著「万葉集管見」「林葉累塵集」「晩花集」。
しもむら‐おさむ【下村脩】
[1928〜2018]生物学者。京都の生まれ。昭和37年(1962)オワンクラゲの発光の仕組みを解明し、その過程で発光物質イクオリンとGFP(緑色蛍光蛋白質)の抽出に成功。平成20年(2008)...
シャノン【Claude Elwood Shannon】
[1916〜2001]米国の電気工学者・数学者。マサチューセッツ工科大教授。「通信の数学的理論」で情報伝送の数学的処理を体系化し、情報理論の創始者となる。情報量の単位ビットの概念を導入したことで...
シャフツベリ【Anthony Ashley Cooper Shaftesbury】
(1st Earl of 〜)[1621〜1683]英国の政治家。下院に入り、クロムウェルに反対して王政復古に努めた。復古後、枢密顧問官・伯爵・大法官となるが、のちに解任。陰謀に参加し、大逆罪...
シャミッソー【Adelbert von Chamisso】
[1781〜1838]ドイツの詩人・植物学者。フランス亡命貴族の子。ロマン派の一人。小説「ペーター=シュレミールの不思議な話」、詩「女の愛と生涯」など。