マーシャル【Alfred Marshall】
[1842〜1924]英国の経済学者。古典学派を継承して限界分析の手法を導入、ケンブリッジ学派を創始。著「経済学原理」「産業貿易論」など。→マーシャルのk
ミンコフスキー【Hermann Minkowski】
[1864〜1909]ドイツの数学者。ロシアの生まれ。ドイツのゲッティンゲン大学教授。整数論に幾何学的概念を導入した。また、ミンコフスキー空間の考え方により、特殊相対性理論を数学的に基礎づけた。
メビウス【August Ferdinand Möbius】
[1790〜1868]ドイツの数学者・天文学者。ガウスに天文学を学び、のちにライプチヒ天文台長を務めた。幾何学では、点の斉次座標を導入し、平面の射影変換などを研究。メビウスの帯を提示した。
メーン【Henry James Sumner Maine】
[1822〜1888]英国の法学者。英国歴史法学派の創始者。法学研究に歴史的・比較法学的方法を導入。「身分から契約へ」の言葉でも知られる。著「古代法」など。
ラスウェル【Harold Dwight Lasswell】
[1902〜1978]米国の政治学者。精神分析の方法を政治学に導入して、政治行動の実証的研究を行った。政策学の提唱者でもある。著「権力と人間」「政治」など。
ラドクリフ‐ブラウン【Alfred Reginald Radcliffe-Brown】
[1881〜1955]英国の社会人類学者。人類学にデュルケーム社会学の方法論を導入、アンダマン諸島などの調査・研究を通じて、機能主義的社会人類学を創始した。著「アンダマン島民」など。
ランキン【William John Macquorn Rankine】
[1820〜1872]英国の工学者・物理学者。力学のエネルギーを研究し、エネルギー保存の法則の発見などに貢献、熱力学の基礎を構築した。ランキンサイクルを提唱したことで知られる。また、伊藤博文の要...
ランベルト【Johann Heinrich Lambert】
[1728〜1777]ドイツの哲学者・数学者・物理学者・天文学者。ウォルフの理性論とロックの経験論とを結びつけて独自の認識論を立てた。また、ランベルト級数を発見し、双曲線関数を導入。光度計・熱度...
ルイス【Gilbert Newton Lewis】
[1875〜1946]米国の物理化学者。活動度の概念を導入して、実在溶液を熱力学的に論じる基礎を確立。また、立方体の八つのすみに電子が入る原子模型を提唱し、電子対による化学結合論を展開した。
ローレンツ【Hendrik Antoon Lorentz】
[1853〜1928]オランダの理論物理学者。マクスウェルの電磁理論を支持し、ローレンツ力を導入、ゼーマン効果の理論を立てて物質内の電子の存在を確認し、ローレンツ収縮を提唱。1902年に同じオラ...