へずつ‐とうさく【平秩東作】
[1726〜1789]江戸中期の狂歌師・戯作者。江戸の人。本名、立松懐之。通称、稲毛屋金右衛門。号、東蒙(とうもう)。戯作「当世阿多福仮面」、随筆「莘野茗談(しんやめいだん)」など。
ヘボン【James Curtis Hepburn】
[1815〜1911]米国の宣教師・医師。日本名、平文。安政6年(1859)来日し、神奈川で医療と伝道に従事するかたわら、和英辞典「和英語林集成」を編集、ヘボン式ローマ字を創始。また、新・旧約聖...
ベルツ【Erwin von Bälz】
[1849〜1913]ドイツの医学者。明治9年(1876)東京医学校(のちの東京大学医学部)教師に迎えられて来日。日本の伝染病・寄生虫病を研究し、公衆衛生の向上や伝染病の予防に貢献した。明治38...
ベン【Gottfried Benn】
[1886〜1956]ドイツの詩人・医師。表現主義から出発し、のち現代的ニヒリズムを芸術至上主義の立場で克服しようとした。詩集「死体公示所(モルグ)」「静学的詩集」、自伝「二重生活」。
ほうしょう‐くろう【宝生九郎】
能楽師。シテ方宝生流家元の芸名。16世知栄(ともはる)[1837〜1917]が有名で、維新後の能楽復興に尽力。明治三名人の一人。
ほうしょう‐しん【宝生新】
[1870〜1944]能楽師。ワキ方下掛(しもがかり)宝生流10世宗家。名は「あらた」とも。東京の生まれ。明治・大正・昭和にわたって活躍、名人とうたわれた。
ぼんとう【梵灯】
[1349〜?]室町前期の連歌師。出雲の人。俗名、朝山師綱(もろつな)。足利義満に仕えたが、出家して各地を遊歴。連歌を二条良基に学び、その没後は連歌界の重鎮となった。著「梵灯庵袖下集」「梵灯連歌...
ボンヘッファー【Dietrich Bonhoeffer】
[1906〜1945]ドイツのプロテスタント神学者・牧師。反ナチの闘争・抵抗運動を続けて逮捕され、終戦直前に処刑された。獄中で残した多くの著作は、現代の教会と神学に大きな影響を与えている。
マリニョーリ【Giovanni de' Marignolli】
[1290ころ〜1357]イタリアのフランチェスコ会宣教師。教皇ベネディクトゥス12世の命で、東方布教のため、陸路で中国に赴き、1342年、元の順帝に謁見。
みやぐち‐しづえ【宮口しづえ】
[1907〜1994]児童文学作家。長野の生まれ。木曽(きそ)馬籠(まごめ)の小学校教師を経て、同地の島崎藤村全集編纂室に勤務。作品は童話集「ミノスケのスキー帽」のほか、「ゲンと不動明王」「箱火...