いしい‐はくてい【石井柏亭】
[1882〜1958]洋画家。東京の生まれ。本名、満吉。父石井鼎湖(ていこ)に日本画を、浅井忠に洋画を学ぶ。明治末期には同志数名と近代版画運動の先駆となった「方寸」を創刊。二科会・一水会を創立。...
いしかわ‐くらじ【石川倉次】
[1859〜1944]教育家・点字開発者。遠江(とおとうみ)の人。小学校の教員を経て東京盲唖(もうあ)学校に勤務。ブライユ式の点字を翻案して、日本語の五十音を表す日本式の点字を完成させた。その後...
イソクラテス【Isokratēs】
[前436〜前338]古代ギリシャ、アテネの弁論家・修辞家。ゴルギアスに修辞学を学び、多くの子弟を教育。ペルシア征討を主張した「パネギュリコス(オリンピア大祭演説)」などで、散文の完成者とされる。
いのうえ‐えんりょう【井上円了】
[1858〜1919]哲学者・教育者。新潟の生まれ。欧化思潮に対して東洋思想を強調し、仏教哲理を説いた。妖怪学の祖。哲学館(のちの東洋大学)を設立。著「仏教活論」など。
いのうえ‐こわし【井上毅】
[1844〜1895]政治家。熊本の生まれ。明治憲法制定に参画、また、法制局長官となり、教育勅語など詔勅・法令を起草。枢密顧問官・文相などを歴任。
うちむら‐かんぞう【内村鑑三】
[1861〜1930]無教会派キリスト教伝道者・評論家。江戸の生まれ。一高教授のとき、教育勅語に対する敬礼を拒否して免職となる。日露戦争に際し、非戦論を唱えた。雑誌「聖書之研究」創刊。著「余は如...
エッケルト【Franz Eckert】
[1852〜1916]ドイツの軍楽隊指揮者・作曲家。明治12年(1879)来日。海軍軍務局で軍楽隊の指導・養成に当たった。また、伊沢修二に協力して、日本の音楽教育に多大な貢献をした。
えびな‐だんじょう【海老名弾正】
[1856〜1937]宗教家・教育家。福岡の人。東京、本郷教会の牧師。のち、同志社大学総長。著「基督(キリスト)教十講」「帝国之新生命」など。
おおしお‐へいはちろう【大塩平八郎】
[1793〜1837]江戸後期の陽明学者。阿波の人。大坂の生まれとも。名は後素。号は中斎。大坂町奉行所与力を辞職し、私塾洗心洞(せんしんどう)で子弟の教育にあたった。天保7年(1836)の飢饉(...
おかだ‐りょうへい【岡田良平】
[1864〜1934]行政官・政治家。静岡の生まれ。大正6年(1917)内閣直属の諮問機関として臨時教育会議を設置し、学制改革を実施。文相などを歴任。