ラッセル【Bertrand Russell】
[1872〜1970]英国の数学者・哲学者。記号論理学を集大成、ホワイトヘッドとともに「数学原理」を著し、分析哲学における人工言語学派の始祖の一人となった。平和運動の国際的指導者としても活躍。1...
ラ‐フォンテーヌ【Jean de La Fontaine】
[1621〜1695]フランスの詩人。イソップの寓話などをもとに、巧みな韻文で書いた「寓話集」は寓話文学の傑作として有名。ほかに長編詩「アドニス」など。
ラブレー【François Rabelais】
[1494ころ〜1553ころ]フランスの作家。連作「ガルガンチュワとパンタグリュエル」はフランスルネサンス文学最大の傑作とされる。
ラプラス【Pierre Simon Laplace】
[1749〜1827]フランスの数学者・天文学者。数理論を天体力学に適用して成功し、太陽系の起源に関して星雲説を唱えた。解析学を確率論に応用する研究も行い、メートル法制定にも尽力。著「天体力学」など。
ラルボー【Valery Larbaud】
[1881〜1957]フランスの詩人・小説家。精細な心理描写を特色とし、コント・詩・日記の3部からなる「A=O=バルナブース全集」などにより、文学的コスモポリタニズムの先駆者となった。ほかに小説...
ラングランド【William Langland】
[1330ころ〜1400ころ]英国の詩人。中世英文学の代表作の一つで、人間の理想的な生き方を追求するとともに当時の社会を風刺した頭韻詩「農夫ピアズの幻想」の作者とされる。
ランドルフィ【Tommaso Landolfi】
[1908〜1979]イタリアの小説家。20世紀イタリア幻想文学の代表者の一人。シュールレアリスムの影響を受け、実験的な短編を多数残した。また、ロシア文学やフランス文学の翻訳家としても名高い。作...
ランベルト【Johann Heinrich Lambert】
[1728〜1777]ドイツの哲学者・数学者・物理学者・天文学者。ウォルフの理性論とロックの経験論とを結びつけて独自の認識論を立てた。また、ランベルト級数を発見し、双曲線関数を導入。光度計・熱度...
ラーゲルクビスト【Pär Lagerkvist】
[1891〜1974]スウェーデンの小説家・詩人・劇作家。善と悪、神性と人性の二元的対立のテーマを追求した。1951年ノーベル文学賞受賞。小説「刑吏」「バラバ」など。
ラーゲルレーブ【Selma Ottiliana Lovisa Lagerlöf】
[1858〜1940]スウェーデンの女流小説家。人間と自然への愛を基調に、空想性あふれる作品を書いた。1909年ノーベル文学賞受賞。作「イェスタ=ベルリング物語」「ニルスのふしぎな旅」など。