あすかい‐まさちか【飛鳥井雅親】
[1417〜1491]室町中期の歌人。号は柏木(かしわぎ)。家集に「亜槐和歌集」があり、書道飛鳥井流の祖。
あとうだ‐たかし【阿刀田高】
[1935〜 ]小説家。東京の生まれ。都会的なブラックユーモアと風刺をきかせた短編で評価される。短編集「ナポレオン狂」で直木賞受賞。他に「冷蔵庫より愛をこめて」「新トロイア物語」「だれかに似た人...
あべ‐まきお【阿部牧郎】
[1933〜2019]小説家。京都の生まれ。官能小説や評伝、野球小説など多彩なジャンルで活躍し、「それぞれの終楽章」で直木賞受賞。他に「蛸と精鋭」「ドン・キホーテ軍団」など。
あらい‐かんぽう【荒井寛方】
[1878〜1945]日本画家。栃木の生まれ。本名、寛十郎。水野年方に歴史画を学び、文展、のち院展で活躍。インドのアジャンタ壁画や、法隆寺金堂壁画の模写事業に加わった。
あらい‐はくせき【新井白石】
[1657〜1725]江戸中期の儒学者・政治家。名は君美(きんみ)。木下順庵の高弟。6代将軍徳川家宣(いえのぶ)に仕えて幕政に参与し、朝鮮通信使の待遇簡素化、貨幣改鋳などに尽力。著に「藩翰譜」「...
あらき‐またえもん【荒木又右衛門】
[1599〜1637]江戸前期の剣客。伊賀国荒木村の人。寛永11年(1634)伊賀上野で妻の弟源太夫のかたきを討つ。伊賀越えの仇討(あだう)ちとして有名。
直木三十五の時代小説。昭和5年(1...
ありま‐よりちか【有馬頼義】
[1918〜1980]小説家。東京の生まれ。頼寧(よりやす)の子。推理小説ブームの一翼を担い、「終身未決囚」で直木賞受賞。昭和45年(1970)には文芸雑誌「早稲田文学」の編集長となる。他に「四...
いしだ‐はきょう【石田波郷】
[1913〜1969]俳人。愛媛の生まれ。本名、哲大(てつお)。水原秋桜子(しゅうおうし)の教えを受け、「馬酔木(あしび)」の同人となる。清新な青春俳句で注目され、のち、句誌「鶴」を主宰。句集に...
いしん‐の‐さんけつ【維新の三傑】
明治維新に功績の大きかった、西郷隆盛・大久保利通・木戸孝允(きどたかよし)の三人。
おうさか‐ごう【逢坂剛】
[1943〜 ]小説家。東京の生まれ。本名、中浩正(なかひろまさ)。スペイン通として知られ、現代スペインを舞台にした「カディスの赤い星」で直木賞受賞。他に「斜影はるかな国」「さまよえる脳髄」「ク...