デュエム【Pierre Maurice Marie Duhem】
[1861〜1916]フランスの物理学者・科学史家。パリの生まれ。ボルドー大学教授。決定実験の不可能性を唱えるなど、熱力学や熱化学に業績を残す。また、中世科学史を研究、「暗黒の中世」観をただす端...
デュ‐ビニョー【Vincent Du Vigneaud】
[1901〜1978]米国の生化学者。ビタミンH(ビオチン)、ホルモンのオキシトシン・バソプレシン(抗利尿ホルモン)の構造決定・合成に成功し、たんぱく質の人工合成研究の基礎を築いた。1955年、...
デリダ【Jacques Derrida】
[1930〜2004]フランスの哲学者。アルジェリア生まれ。ポスト構造主義の思想家。西欧哲学のロゴス中心主義を批判し、脱構築(ディコンストラクション)をキーワードとした哲学理論を唱えた。著「エク...
トッド【Alexander Robertus Todd】
[1907〜1997]英国の生化学者。ビタミンB1やビタミンEの合成に成功。DNAの基本構造を解明し、1957年、ノーベル化学賞受賞。
トム【René Thom】
[1923〜2002]フランスの数学者。カタストロフィ理論の創始者として知られる。位相幾何学の業績でフィールズ賞受賞。著「構造安定性と形態形成」など。
ドゥルーズ【Gilles Deleuze】
[1925〜1995]フランスの哲学者。ポスト構造主義の思想家。西欧の伝統的な哲学や近代的な知の階層的体系を批判し、より横断的・流動的なリゾームやノマドの概念を提示した。著「差異と反復」、ガタリ...
ないとう‐たちゅう【内藤多仲】
[1886〜1970]建築家。山梨の生まれ。高層建築物の耐震構造法を確立。名古屋テレビ塔や東京タワーなど鉄塔の設計を数多く手がけ、「塔博士」とよばれた。
ナウマン【Edmund Naumann】
[1854〜1927]ドイツの地質学者。明治8年(1875)日本政府に招かれて来日、同18年帰国まで東大で地質学を教授。日本列島の地質構造を調査し、フォッサマグナによって東北日本と西南日本に分け...
ハイゼンベルク【Werner Karl Heisenberg】
[1901〜1976]ドイツの物理学者。行列力学の創始、不確定性原理の提唱によって量子力学の基礎を築き、強磁性体の理論・場の量子論・原子核構造論などを発表。1932年ノーベル物理学賞受賞。
ハクスリー【Hugh Esmor Huxley】
[1924〜2013]英国の生物物理学者。1954年、J=ハンソンとともに筋収縮の滑り説を提唱。筋の微細構造の解明に寄与。