ちの‐まさこ【茅野雅子】
[1880〜1946]歌人。大阪の生まれ。旧姓、増田。蕭々(しょうしょう)の妻。「明星」に短歌を発表。歌集「恋衣」(共著)「金沙集」。
ちば‐じへい【千葉治平】
[1921〜1991]小説家。秋田の生まれ。本姓、堀川。伊藤永之介に師事し、農村に題材をとった小説を執筆した。「虜愁記(りょしゅうき)」で直木賞受賞。他に「馬市果てて」「八郎潟」「アンデスの花」など。
ちょうぶんさい‐えいし【鳥文斎栄之】
⇒細田栄之(ほそだえいし)
ちん‐せい【陳誠】
[1897〜1965]中国の軍人・政治家。青田県(浙江(せっこう)省)の人。字(あざな)は辞修。蒋介石(しょうかいせき)の下で抗日戦を指導し、軍政部長・国防部参謀総長などを歴任。国共内戦に敗れて...
つか‐こうへい
[1948〜2010]劇作家・小説家・演出家。福岡の生まれ。本名、金峰雄。在日韓国人二世。大学在学中から戯曲を執筆してブームを巻き起こす。昭和49年(1974)つかこうへい劇団を創立。「蒲田行進...
つしま‐ゆうこ【津島佑子】
[1947〜2016]小説家。東京の生まれ。本名、里子。太宰治の次女。「ナラ・レポート」で芸術選奨・紫式部文学賞受賞。他に「葎(むぐら)の母」で田村俊子賞、「草の臥所(ふしど)」で泉鏡花文学賞、...
つじ‐りょういち【辻亮一】
[1914〜2013]小説家。滋賀の生まれ。早稲田大学在学中に「黙示」を創刊。戦後、中国共産党軍の手榴弾(しゅりゅうだん)工場に徴用された経験を描いた「異邦人」で芥川賞受賞。他に「修道者」「挽歌...
つだ‐けんもつ【津田監物】
[?〜1567]室町後期の砲術家。津田流砲術の祖。紀伊の人。名は算長(かずなが)。種子島でポルトガル伝来の銃を譲り受けて砲術とその製造法を学んだ。
つねなが‐しんのう【恒良親王】
[1324〜1338]後醍醐天皇の第6皇子。名は「つねよし」とも。建武元年(1334)皇太子となり、建武政府が崩壊して同3年新田義貞らとともに越前金ヶ崎城に拠ったが斯波(しば)氏らとの戦いに敗れ...
つぼうち‐しょうよう【坪内逍遥】
[1859〜1935]評論家・小説家・劇作家。美濃の生まれ。本名、雄蔵。別号、春廼舎朧(はるのやおぼろ)など。文学論「小説神髄」、小説「当世書生気質(とうせいしょせいかたぎ)」を発表、写実主義を...