ブレヒト【Bertolt Brecht】
[1898〜1956]ドイツの劇作家・詩人。叙事的演劇・異化効果などの理論の提唱・実践により、演劇に新時期を画した。戯曲「三文オペラ」「ガリレイの生涯」、詩集「家庭用説教集」など。
ブレーク【William Blake】
[1757〜1827]英国の詩人・画家・版画家。ロマン主義の先駆者で、深い精神性をもつ幻視と幻想の世界を象徴的に表現した。詩画集「無垢の歌」「経験の歌」など。
ヘイデンスタム【Carl Gustav Verner von Heidenstam】
[1859〜1940]スウェーデンの詩人・小説家。ロマン主義的、理想主義的作風で祖国への愛をうたった。1916年ノーベル文学賞受賞。詩集「巡礼と遍歴の歳月」、小説「カロリーネナ」など。
ヘーゲル【Georg Wilhelm Friedrich Hegel】
[1770〜1831]ドイツの哲学者。自然・歴史・精神の全世界を、矛盾を蔵しながら、常に運動・変化する、弁証法的発展の過程としてとらえた。また、欲望の体系としての市民社会概念を明らかにした。ドイ...
ベックリン【Arnold Böcklin】
[1827〜1901]スイスの画家。すぐれた色彩感覚と詩的想像力で神話や幻想の世界を描いた。作「死の島」など。
ベーコン【Roger Bacon】
[1214ころ〜1294]英国の哲学者・科学者。近世自然科学の先駆者で、「大著作」を著し、実験と観察による科学的認識を説いた。拡大鏡の発明、暦の改良などを試みた。
ベーメ【Jakob Böhme】
[1575〜1624]ドイツの哲学者。靴屋職のかたわら、神秘主義思想家として、独特な汎神論的自然哲学を形成。のち、シェリング・ヘーゲルにより再評価された。主著「曙光」。
ベール【Pierre Bayle】
[1647〜1706]フランスの哲学者。デカルトの懐疑の方法を継承して歴史学・哲学・神学に導入し、「歴史的批判的辞典」を著した。
ペギー【Charles Péguy】
[1873〜1914]フランスの詩人・批評家。社会主義活動に専念したのち、雑誌「半月手帳」を主宰。カトリックに回心後、神秘主義的な詩を発表。第一次大戦で戦死。叙事詩「エバ」など。
ペタン【Henri Philippe Pétain】
[1856〜1951]フランスの軍人・政治家。第一次大戦のベルダンの戦いで国民的英雄となる。1940年に首相となり、ドイツに降伏、ビシー政権を樹立してナチス協力政策を実行。戦後、反逆罪で終身刑。