あきひと‐しんのう【彰仁親王】
[1846〜1903]幕末から明治時代の皇族。伏見宮邦家親王の第8王子。陸軍大将・元帥。維新後、東伏見宮と称し、さらに小松宮と改称。議定・軍事総裁・参謀総長などを務めた。
あさひこ‐しんのう【朝彦親王】
[1824〜1891]江戸末期から明治時代の皇族。粟田宮・中川宮などと称した。公武合体派として文久3年(1863)の政変の中心となり、明治維新後は久邇宮(くにのみや)と改称して伊勢神宮祭主となっ...
かや‐の‐みや【賀陽宮】
皇族の宮号の一。元治元年(1864)伏見宮邦家親王の第4王子の朝彦親王(中川宮)が創始。のち、久邇宮(くにのみや)と改称したが、明治25年(1892)その王子の邦憲王によって復興。昭和22年(1...
けいしんのう‐えききょう【慶親王奕劻】
[1836〜1916]中国、清朝の皇族・政治家。乾隆帝の曽孫。義和団事件で李鴻章(りこうしょう)とともに全権として講和条約を締結。1911年、新内閣制度の初代総理大臣に就任、辛亥(しんがい)革命...
しゅくしんのう‐ぜんき【粛親王善耆】
[1866〜1922]中国、清の政治家。清朝皇族。清末政界の高官を歴任。辛亥(しんがい)革命に際しては恭親王とともに清朝存続に尽力した。満蒙独立運動に活躍した川島浪速の養女芳子の父。スーチンワン...
じゅんしんのう‐さいほう【醇親王載灃】
[1883〜1951]中国、清の皇族。光緒帝の弟。義和団事件の謝罪使として渡独。長子の溥儀(ふぎ)が宣統帝として即位後、摂政となり、清朝の延命に尽くしたが、辛亥(しんがい)革命で引退。
すけひと‐しんのう【典仁親王】
[1733〜1794]江戸中期の皇族。閑院宮第1世直仁親王の王子。光格天皇の父。明治17年(1884)慶光(きょうこう)天皇と追諡(ついし)。→尊号事件
そくてん‐ぶこう【則天武后】
[624〜705]中国、唐の高宗の皇后。中国史上唯一の女帝。在位690〜705。姓は武。名は(しょう)。高宗の没後、子の中宗、弟の睿宗(えいそう)を廃立。唐の皇族・功臣らを滅ぼし、同族を重用、...
たかまつ‐の‐みや【高松宮】
皇族の一家。江戸初期、後陽成天皇の皇子好仁(よしひと)親王に始まる。その後有栖川(ありすがわ)宮と改称、威仁(たけひと)親王のとき継嗣が絶え、大正2年(1913)大正天皇の第3皇子宣仁(のぶひと...
だいとう‐の‐みや【大塔宮】
《比叡山延暦寺の大塔に住んだところから》天台座主(ざす)になった皇族。 護良(もりなが)親王の異称。また親王を祭る鎌倉宮の異称。