イシドルス【Isidorus Hispalensis】
[560ころ〜636]スペイン、セビリアの大司教。カルタヘナの生まれ。西方教会最後の教父といわれる。神学・歴史・文学・科学に通じ、学芸を指導。スペインのキリスト教化にも大いに貢献。著「語源論」は...
いしはら‐しのぶ【石原忍】
[1879〜1963]医学者。東京の生まれ。東大教授。眼科学に関する研究に専念。「色覚検査表」を作製。著「近世眼科処方集」。
いしはら‐じゅん【石原純】
[1881〜1947]理論物理学者・歌人。東京の生まれ。東北大教授。特殊相対性理論・量子論を研究。著「自然科学概論」、アララギ派の歌人として歌集「靉日(あいじつ)」など。名は「あつし」とも。
おかだ‐けんぞう【岡田謙三】
[1902〜1982]洋画家。神奈川の生まれ。フランスに留学。帰国後は二科会に所属して叙情的な具象画を発表。のち渡米し、ニューヨーク定住。東洋美を抽象に託した画風で異彩を放った。
おじま‐すけま【小島祐馬】
[1881〜1966]中国思想史家。高知の生まれ。京大教授、京大人文科学研究所初代所長。著作に「古代支那研究」「中国思想史」など。
かわかみ‐ひろみ【川上弘美】
[1958〜 ]小説家。東京の生まれ。中学・高校の理科教師を務めたのち、文筆活動に入る。「蛇を踏む」で芥川賞受賞。「真鶴」で芸術選奨。他に「溺レる」「センセイの鞄」「古道具中野商店」など。
かわしま‐たけよし【川島武宜】
[1909〜1992]法学者。岐阜の生まれ。東大教授。民法・法社会学の研究に業績を残す。著作に「日本人の法意識」「科学としての法律学」「日本社会の家族的構成」など。平成3年(1991)文化功労者。
かわむら‐たみじ【川村多実二】
[1883〜1964]動物学者。岡山の生まれ。京大教授。日本の淡水生物学を創始。著「鳥の歌の科学」「動物生態学」など。
カント【Immanuel Kant】
[1724〜1804]ドイツの哲学者。あらゆる権威の徹底的批判を根本精神とする批判哲学を大成し、近代哲学の祖とよばれる。理性の理論的認識能力の批判によって客観的認識の可能な領域を経験の世界に限定...
ぎゅう‐そうじゅ【牛僧孺】
[779〜847]中国、唐の政治家。字(あざな)は思黯(しあん)。時の宰相の子、李徳裕と対立。新興科挙官僚と門閥貴族の対立として名高い牛李(ぎゅうり)の党争を展開。