あかまつ‐のりむら【赤松則村】
[1277〜1350]南北朝時代の武将。法名は円心。元弘の変では天皇方に属して討幕に参加したが、建武の中興後は足利尊氏(あしかがたかうじ)を助けて北軍で活躍し、播磨(はりま)の守護となった。
おおたに‐たけじろう【大谷竹次郎】
[1877〜1969]興行師。松竹の創立者。京都の生まれ。兄の白井松次郎とともに松竹を興し、歌舞伎・新派・映画などを支配下に置き、興行界の中軸として活躍。文化勲章受章。
げっせん【月僊】
[1741〜1809]江戸中期の画僧。尾張の人。名は玄瑞。京都知恩院に住み、円山応挙や与謝蕪村の影響を受け、山水・人物画にすぐれた。晩年、私財を投じて伊勢山田に寂照寺を再興。
げん‐げん【阮元】
[1764〜1849]中国、清の学者・政治家。儀徴(江蘇省)の人。字(あざな)は伯元。号、台(うんだい)。戴震(たいしん)の学を継承、多くの人材を集め、考証学の振興に努めた。編著「経籍籑詁(け...
こうき‐てい【康熙帝】
[1654〜1722]中国、清朝の第4代皇帝。在位1661〜1722。廟号は聖祖。諱(いみな)は玄燁(げんよう)。三藩の乱を治め、台湾を領有し、ロシア・蒙古・チベットに兵を進め、国土を拡張。また...
こうけい【康慶】
平安末期・鎌倉初期の仏師。運慶の父。快慶の師。慶派発展の基礎を築いた。作品に興福寺南円堂の不空羂索観音(ふくうけんじゃくかんのん)・四天王・法相六祖像、東大寺の伎楽面など。生没年未詳。
しょうふくてい‐しょかく【笑福亭松鶴】
落語家。 (5世)[1884〜1950]大阪の生まれ。本名、竹内梅之助。上方落語の保存と復興に努めた。漫才人気に対抗して、雑誌「上方はなし」を刊行。 (6世)[1918〜1986]大阪の生ま...
じんそん【尋尊】
[1430〜1508]室町時代の学僧。法相宗。興福寺大乗院門跡。一条兼良(かねら)の子。興福寺別当となり、長谷寺・薬師寺の別当を兼務して教学振興に努めたほか、「大乗院寺社雑事記」「大乗院日記目録...
たかくわ‐らんこう【高桑闌更】
[1726〜1798]江戸中期の俳人。加賀の人。名は忠保または正保。蕉風の復興に努め、天明の俳諧中興に貢献。編著「芭蕉翁消息集」「俳諧世説」、句集「半化坊発句集」など。
プミポン【Bhumibol Adulyadej】
[1927〜2016]タイのバンコク朝第9代の王、ラーマ9世の通称。在位1946〜2016。国内の政治的混乱を調停役として収拾し、また、農村振興のための王室プロジェクトを行うなど、多くの国民の信...