いしかわ‐まさもち【石川雅望】
[1754〜1830]江戸後期の狂歌師・国学者。江戸の人。号、宿屋飯盛(やどやのめしもり)。石川豊信の子で、家業は宿屋。狂歌を四方赤良(よものあから)に学ぶ。和漢の学に通じ、著書に「しみのすみか...
いそのかみ‐の‐やかつぐ【石上宅嗣】
[729〜781]奈良後期の廷臣。大納言。万葉集に和歌、唐大和上東征伝・経国集に詩がのっている。私宅に多数の漢籍を置いて亭(うんてい)と称し、好学の人たちに開放したのが、日本の図書館の最初とい...
いちじょう‐ふゆら【一条冬良】
[1464〜1514]室町後期の公家・学者。兼良(かねら)の子。関白太政大臣。宗祇(そうぎ)とともに準勅撰の「新撰菟玖波(つくば)集」を編集。いちじょうふゆよし。
いのうえ‐てつじろう【井上哲次郎】
[1856〜1944]哲学者。福岡の生まれ。東大教授。ドイツ観念論哲学を紹介し、日本の観念論哲学を確立。また、外山正一(とやままさかず)・矢田部良吉と「新体詩抄」を刊行し、新体詩運動を興した。著...
うつのみや‐さぶろう【宇都宮三郎】
[1834〜1902]明治初期の化学技術者。尾張の人。日本ではじめてセメント製造に成功。炭酸ソーダや耐火れんがの製造、醸造法改良なども指導。
ウマル‐ハイヤーム【‘Umar Khayyāmī】
[1048〜1131]イラン系の天文学者・数学者・詩人。四行詩集「ルバイヤート」の作者。二次方程式の解法を研究、ペルシア暦改良に従事。オマル=ハイヤーム。
うんご【雲居】
[835〜902]中国、唐代の禅僧。名は道膺(どうよう)。曹洞宗の洞山良价に師事し、江西省永修県の雲居山に住み、その宗風を宣揚した。
ウーラント【Ludwig Uhland】
[1787〜1862]ドイツの詩人。後期ロマン派に属し、民謡風の詩やバラードを作った。作「良き戦友」など。
えん‐の‐ぎょうじゃ【役の行者】
奈良時代の山岳修行者。修験道の祖。大和国葛城山で修行し、吉野の金峰山(きんぶせん)・大峰山などに霊場を開いた。仏教に通じ、祈祷(きとう)・呪術などをよくしたが、文武天皇のとき、讒言(ざんげん)...
おう‐ようめい【王陽明】
[1472〜1528]中国、明代の思想家。余姚(よよう)(浙江省)の人。名は守仁。字(あざな)は伯安。陽明は号。諡(おくりな)は文成。宸濠(しんごう)の乱を平定した功により、新建伯に封ぜられた。...