くろき‐かずお【黒木和雄】
[1930〜2006]映画監督。宮崎の生まれ。戦争レクイエム三部作「TOMORROW/明日」「美しい夏キリシマ」「父と暮せば」では、静かな反戦思想をにじませて大きな感動を呼んだ。また「TOMOR...
くわばら‐たけお【桑原武夫】
[1904〜1988]仏文学者・評論家。福井の生まれ。隲蔵(じつぞう)の子。西欧的知性や近代的精神に基づいた評論が多く、京都大学人文科学研究所の学際的な共同研究を推進した。文化勲章受章。著「第二...
グリフィス【David Wark Griffith】
[1875〜1948]米国の映画監督。多様な表現技法を開拓、映画芸術の父とよばれる。作「国民の創生」「イントレランス」。
ゲオルゲ【Stefan George】
[1868〜1933]ドイツの詩人。高踏的詩誌「芸術草紙」を主宰、芸術至上主義を唱えた。詩集「魂の一年」「生の絨毯(じゅうたん)」など。
こうの‐たえこ【河野多恵子】
[1926〜2015]小説家。大阪の生まれ。本姓、市川。「蟹(かに)」で芥川賞受賞。他に「一年の牧歌」「みいら採り猟奇譚」「後日の話」「半所有者」など。評論に「谷崎文学と肯定の欲望」がある。芸術...
こじま‐のぶお【小島信夫】
[1915〜2006]小説家。岐阜の生まれ。「第三の新人」の一人。「アメリカン・スクール」で芥川賞受賞。他に「抱擁家族」「別れる理由」「うるわしき日々」など。芸術院会員。平成6年(1994)文化...
このえ‐ひでまろ【近衛秀麿】
[1898〜1973]指揮者・作曲家。東京の生まれ。篤麿の子、文麿の弟。芸術院会員。山田耕筰とともに日本交響楽協会を創立、のち新交響楽団(現NHK交響楽団)を結成。日本の交響楽団の育成に努める。...
ごとう‐めいせい【後藤明生】
[1932〜1999]小説家。朝鮮の生まれ。本名、明正(あきまさ)。出版社勤務のかたわら作品を発表。「内向の世代」の作家の一人。「首塚の上のアドバルーン」で芸術選奨受賞。他に「夢かたり」「吉野大...
ゴーチエ【Théophile Gautier】
[1811〜1872]フランスの詩人・小説家。ロマン派の文人として活躍、のち「芸術のための芸術」を唱え、高踏派の先駆者となった。詩集「七宝螺鈿集(しっぽうらでんしゅう)」、小説「モーパン嬢」など...
さいとう‐こういち【斎藤耕一】
[1929〜2009]映画監督。東京の生まれ。映画のスチール写真家、脚本家を経て「囁きのジョー」で監督デビュー。昭和49年(1974)「津軽じょんがら節」で芸術選奨。他に「約束」「旅の重さ」など。