こてつ【虎徹】
[?〜1677]江戸前期の刀工。近江(おうみ)の人。甲冑(かっちゅう)師であったが、江戸に出て作刀に専念。数珠(じゅず)刃とよばれる刃文の作風を代表し、切れ味は鋭く、新刀第一の名工といわれた。長...
こばやし‐きよちか【小林清親】
[1847〜1915]版画家。江戸の人。ワーグマンに西洋画を学ぶ一方で写真術を修め、光と影の表現を取り入れた木版風景画を制作。晩年は肉筆画を多く描いた。
こばやし‐ひでお【小林秀雄】
[1902〜1983]評論家。東京の生まれ。自意識と存在の問題を軸とする近代批評を確立。文化勲章受章。著「無常といふ事」「モオツアルト」「本居宣長」など。
江藤淳による評論。昭和36年(19...
コングリーブ【William Congreve】
[1670〜1729]英国の劇作家。王政復古期の上流社会を軽妙に描いた風俗喜劇の代表者。作「世の習い」など。
ご‐てつじょう【呉鉄城】
[1888〜1953]中国の政治家。中山(ちゅうざん)(広東(カントン)省)の人。孫文、次いで蒋介石(しょうかいせき)の側近として上海(シャンハイ)市長・行政院副院長などの要職を歴任。国民党右派...
ごとう‐めいせい【後藤明生】
[1932〜1999]小説家。朝鮮の生まれ。本名、明正(あきまさ)。出版社勤務のかたわら作品を発表。「内向の世代」の作家の一人。「首塚の上のアドバルーン」で芸術選奨受賞。他に「夢かたり」「吉野大...
ゴルバートフ【Boris Leont'evich Gorbatov】
[1908〜1954]ソ連の小説家。第二次大戦下、ソ連民衆の対独抵抗運動を描いた「不屈の人々」が代表作。
さいとう‐げっしん【斎藤月岑】
[1804〜1878]江戸末期の文人。江戸神田の名主。名は幸成(ゆきなり)。通称、市左衛門。和漢の学に通じ、祖父の撰、父の補修による「江戸名所図会」を刊行。著「武江年表」「東都歳事記」「声曲類纂...
さいとう‐とらじろう【斎藤寅次郎】
[1905〜1982]映画監督。秋田の生まれ。本名、寅二郎。榎本健一、古川緑波(ろっぱ)などを起用した喜劇映画を量産、「喜劇の神様」とも呼ばれた。代表作「子宝騒動」「ハワイ珍道中」「珍説忠臣蔵」など。
ゴッホ【Vincent van Gogh】
[1853〜1890]オランダの画家。主にフランスで活躍。印象派と日本の浮世絵の影響を受け、強烈な色彩と大胆な筆触によって独自の画風を確立した。表現主義・フォービスムなどの先駆ともされる。作「ひ...