ありしま‐たけお【有島武郎】
[1878〜1923]小説家。東京の生まれ。有島生馬(いくま)・里見弴(さとみとん)の兄。「白樺」の創刊に参加。大正12年(1923)「宣言一つ」に自己の立場を表明したのち、愛人と情死。作「或る...
ありわら‐の‐なりひら【在原業平】
[825〜880]平安前期の歌人。六歌仙・三十六歌仙の一人。阿保親王の第5子。情熱的で詠嘆の強い和歌を残し、伊勢物語の主人公とされる。美男子の代表といわれる。在五中将。
アルトドルファー【Albrecht Altdorfer】
[1480ころ〜1538]ドイツの画家・版画家・建築家。ルネサンス期に活躍した。ドナウ派の代表的な画家の一人。風景描写に優れ、神秘的な表現で知られる。作「ドナウ風景」など。
アルトー【Antonin Artaud】
[1896〜1948]フランスの詩人・俳優・演出家。バリ島の演劇に霊感を受け、演劇理論書「演劇とその分身」を発表。その理論は1960年代以降の演劇に影響を与えた。
アングル【Jean Auguste Dominique Ingres】
[1780〜1867]フランスの画家。新古典主義の代表。的確なデッサンと典雅な形式美を特色とする歴史画・裸体画を描く。作品に「グランドオダリスク」「泉」など。
あんの‐ひであき【庵野秀明】
[1960〜 ]映画監督・アニメーション作家。山口の生まれ。ブームを巻き起こしたテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の原作・脚本を手がけ、さらに同シリーズの劇場公開版を監督。のちに実写映画も手...
いい‐ようほう【伊井蓉峰】
[1871〜1932]新派俳優。東京の生まれ。本名、申三郎。新派大合同劇の座長格。端麗な容姿と都会的な芸風で、新派の代表的な俳優として活躍した。
イェンセン【Johannes Vilhelm Jensen】
[1873〜1950]デンマークの小説家。北欧新ロマン主義的作風。文化史小説「長い旅」が代表作。1944年、ノーベル文学賞受賞。
いえなが‐さぶろう【家永三郎】
[1913〜2002]歴史学者。愛知の生まれ。東京教育大・中央大教授。古代から近代にいたる日本思想史を研究。三次にわたる教科書裁判の原告としても知られる。著書に「日本思想史に於ける否定の論理の発...
いしい‐てるお【石井輝男】
[1924〜2005]映画監督。東京の生まれ。本名、北川輝男。「網走番外地」シリーズで人気を得る。のち、ポルノ映画・カルト映画を手がける。代表作「江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間」「無頼平野」「ねじ...