あきひと‐しんのう【彰仁親王】
[1846〜1903]幕末から明治時代の皇族。伏見宮邦家親王の第8王子。陸軍大将・元帥。維新後、東伏見宮と称し、さらに小松宮と改称。議定・軍事総裁・参謀総長などを務めた。
あさひこ‐しんのう【朝彦親王】
[1824〜1891]江戸末期から明治時代の皇族。粟田宮・中川宮などと称した。公武合体派として文久3年(1863)の政変の中心となり、明治維新後は久邇宮(くにのみや)と改称して伊勢神宮祭主となっ...
あつみ‐しんのう【敦実親王】
[893〜967]宇多天皇の第8皇子。宇多源氏の祖。法名は覚真。和歌・音楽などの諸芸に通じた。仁和寺宮(にんなじのみや)。
あぼ‐しんのう【阿保親王】
[792〜842]平城天皇の皇子。在原業平(ありわらのなりひら)の父。薬子(くすこ)の変に連座して大宰権帥(だざいのごんのそち)に左遷。のち許されて帰京、その子らに在原の姓を賜った。
ありすがわのみやたるひと‐しんのう【有栖川宮熾仁親王】
[1835〜1895]有栖川宮9代親王。幕末に攘夷(じょうい)論を主張。王政復古とともに総裁職に就任した。戊辰(ぼしん)戦争で東征大総督。のち、参謀総長などを歴任。
うちこ‐ないしんのう【有智子内親王】
[807〜847]平安初期の女流漢詩人。嵯峨(さが)天皇の皇女。初代の賀茂斎院となった。その詩は「経国集」に採録。
おさかべ‐しんのう【忍壁親王/刑部親王】
[?〜705]天武天皇の第9皇子。壬申(じんしん)の乱のとき東国で活躍。乱の後、修史事業に参加。文武天皇のとき、大宝律令を編纂(へんさん)。
かくぎょう‐ほうしんのう【覚行法親王】
[1075〜1105]平安後期の真言宗の僧。白河天皇の第3皇子。仁和寺(にんなじ)門跡。出家後、親王宣下を受け、最初の法親王となった。
かつらばら‐しんのう【葛原親王】
[786〜853]桓武天皇の第3皇子。名は「かずらはら」とも。桓武平氏の祖。大蔵卿・式部卿などを経て大宰帥(だざいのそち)。天長2年(825)、平(たいら)の姓を賜り臣籍に下った。
かねあきら‐しんのう【兼明親王】
[914〜987]醍醐天皇の皇子。源姓を名のり、左大臣となったが、関白藤原兼通にうとまれて辞任、嵯峨(さが)に引退。学問・詩歌にすぐれ、作品は本朝文粋・和漢朗詠集に収載。著「池亭記」。小倉親王。...