おおおか‐まこと【大岡信】
[1931〜2017]詩人・評論家。静岡の生まれ。長男は芥川賞作家の大岡玲(あきら)。詩集「記憶と現在」「故郷の水へのメッセージ」、評論「紀貫之」「詩人・菅原道真」、随筆「折々のうた」など。平成...
おおわだ‐たけき【大和田建樹】
[1857〜1910]国文学者・歌人・詩人。愛媛の生まれ。独学で国文学を研究。「鉄道唱歌」など唱歌の作詞が多い。著「詩人の春」「新体詩学」「大和田建樹歌集」など。
おぐま‐ひでお【小熊秀雄】
[1901〜1940]詩人。北海道の生まれ。プロレタリア詩人会に参加。貧窮と病の中で、詩・絵・評論を発表した。詩集「飛ぶ橇(そり)」「流民詩集」など。
オシアン【Ossian】
3世紀ごろのアイルランドの伝説的詩人。その作とされるものが英国の詩人マクファーソン[1736〜1796]により翻訳され、ヨーロッパ文壇に大きな反響を呼んだ。
おの‐とおざぶろう【小野十三郎】
[1903〜1996]詩人。大阪の生まれ。帝塚山学院短大教授。本名、藤三郎。詩誌「赤と黒」同人。反俗・反権力のアナーキズム詩人として出発、短歌的叙情の否定を提唱。戦後は勤労者のための大阪文学学校...
おん‐ていいん【温庭筠】
[812?〜870]中国、唐の詩人。太原(山西省)の人。字(あざな)は飛卿(ひけい)。李商隠とともに晩唐を代表する詩人で、艶麗な詩風。また、詞を初めて本格的に制作。著「温飛卿集」。
かねこ‐みつはる【金子光晴】
[1895〜1975]詩人。愛知の生まれ。本名、保(安)和。反権力的な新象徴主義詩人として注目された。詩集「こがね虫」「鮫(さめ)」「落下傘」など。
チャップマン【George Chapman】
[1559ころ〜1634]英国の詩人・劇作家。ホメロスの「イリアス」「オデュッセイア」を翻訳。その華麗で力強い文体は、キーツをはじめとする後世の詩人に大きな影響を与えた。詩集「夜の影」、戯曲「ビ...
テニソン【Alfred Tennyson】
[1809〜1892]英国の詩人。美しい韻律と叙情性に富んだ作風により、ビクトリア朝の代表的詩人となった。作「イン‐メモリアム」「国王歌集」「イノック=アーデン」など。
とみおか‐たえこ【富岡多恵子】
[1935〜2023]小説家・詩人。大阪の生まれ。本姓、菅(すが)。詩集「返礼」でH氏賞、「物語の明くる日」で室生犀星詩人賞受賞ののち、小説に転じる。「立切れ」で川端康成文学賞受賞。他に「植物祭...