おかもと‐きどう【岡本綺堂】
[1872〜1939]劇作家・小説家。東京の生まれ。本名、敬二。2世市川左団次と提携、新歌舞伎の劇作家として活躍した。戯曲「修禅寺物語」「鳥辺山心中」、小説「半七捕物帳」など。
たかの‐ちょうえい【高野長英】
[1804〜1850]江戸末期の蘭学者。陸奥(むつ)国水沢の人。名は譲(ゆずる)、のち長英。号、瑞皐(ずいこう)。長崎でシーボルトの鳴滝塾に学び、江戸で開業。渡辺崋山らと尚歯会を組織、開港論を唱...
ダンピア【William Dampier】
[1652〜1715]英国の航海者。1699年から1701年にかけて海軍の命令でオーストラリア周辺海域を探検、ダンピア諸島などを発見。1708年から1711年にかけては世界周航を行った。著「新世...
つつみ‐きょうへい【筒美京平】
[1940〜2020]作曲家。東京の生まれ。本名、渡辺栄吉(えいきち)。音楽ディレクターから作曲家に転身。「ブルー・ライト・ヨコハマ」のヒットで地位を確立すると、その後も多くのヒット曲を手掛けた...
むらかみ‐はるき【村上春樹】
[1949〜 ]小説家。京都の生まれ。処女小説「風の歌を聴け」でデビュー。「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」で谷崎潤一郎賞受賞。「ノルウェイの森」は空前のベストセラーとなる。他に「羊...
むらかみ‐りゅう【村上竜】
[1952〜 ]小説家。長崎の生まれ。本名、竜之助。米軍基地周辺に生きる若者の風俗を強烈に描いた「限りなく透明に近いブルー」で芥川賞受賞。江藤淳がサブカルチャー文学と評して論議を呼んだ。他に「コ...
もう‐てん【蒙恬】
[?〜前210]中国、秦の将軍。前215年、30万の兵を率いてオルドスに匈奴(きょうど)を討ち、万里の長城建築にも協力して北辺防備に尽くしたが、始皇帝没後、李斯・趙高らの謀略にあい、自殺した。
もり‐せんぞう【森銑三】
[1895〜1985]書誌学者。愛知の生まれ。東京帝大史料編纂所勤務。近世・近代の人物の伝記や書誌を研究、多くの埋もれた人物を発掘したことで知られる。著作に「渡辺崋山」「おらんだ正月」「西鶴と西...
もり‐れいこ【森礼子】
[1928〜2014]小説家・劇作家。福岡の生まれ。本姓、川田。新劇やテレビの脚本でも活躍。「モッキングバードのいる町」で芥川賞受賞。他に小説「三彩の女」「神女(かみんちゅ)」、戯曲「海辺の伝説...
やすおか‐しょうたろう【安岡章太郎】
[1920〜2013]小説家。高知の生まれ。「第三の新人」の一人。「悪い仲間」「陰気な愉(たの)しみ」で芥川賞受賞。他に「海辺(かいへん)の光景」「幕が下りてから」「流離譚(りゅうりたん)」など...