ふかざわ‐しちろう【深沢七郎】
[1914〜1987]小説家。山梨の生まれ。姥捨(うばすて)伝説を題材にした「楢山節考(ならやまぶしこう)」で文壇にデビュー。昭和35年(1960)発表の「風流夢譚(むたん)」が右翼による襲撃事...
ふくだ‐つねあり【福田恆存】
[1912〜1994]評論家・劇作家・演出家。東京の生まれ。恆存は「こうそん」とも。芸術院会員。保守派の論客として平和論・憲法問題・国語問題などに評論活動を展開。演劇人としては現代演劇協会を創立...
ふじの‐ちや【藤野千夜】
[1962〜 ]小説家。福岡の生まれ。本名、高迫(こうさこ)久和。出版社勤務ののち創作生活に入る。「夏の約束」で芥川賞受賞。他に「午後の時間割」「おしゃべり怪談」など。
フランコ【Francisco Franco y Bahamonde】
[1892〜1975]スペインの軍人・政治家。ファランヘ党党首。1936年人民戦線政府に対して反乱を起こし、ドイツ・イタリアの援助で勝利を収め、1939年国家主席に就任して独裁政権を樹立。第二次...
ブラウン【Gordon Brown】
[1951〜 ]英国の政治家。労働党。大学講師・テレビ記者を経て、1983年に下院議員に当選。1997年から10年間ブレア政権の蔵相を務め、不況から安定成長へと経済を回復させた。2007年にブレ...
ブランクーシ【Constantin Brancusi】
[1876〜1957]ルーマニアの彫刻家。パリに定住。事物の本質、根源的生命力を追求することで極度に単純な抽象形態に到達。現代彫刻に多大な影響を与えた。作「空間の中の鳥」など。
ブロッホ【Hermann Broch】
[1886〜1951]オーストリアのユダヤ系小説家。第二次大戦中、アメリカへ亡命し、客死。アイルランドの作家ジョイスの影響を受け、独自の実験的手法によって、人間の存在、現代の社会問題を追求。作「...
ぶん‐こう【文公】
[前697〜前628]中国、春秋時代の晋の国王。在位、前636〜前628。姓は姫。名は重耳(ちょうじ)。9年間の亡命後、帰国して即位。内政を整え、軍備を増強。春秋五覇の一人に数えられる。
プルースト【Marcel Proust】
[1871〜1922]フランスの小説家。独自の手法で、人間存在と外界との相関、意識や記憶の本質を追求した長編小説「失われた時を求めて」は、20世紀文学に大きな影響を与えた。
プロタゴラス【Prōtagoras】
[前490ころ〜前420ころ]古代ギリシャの哲学者。ソフィストの祖。「人間は万物の尺度である」と説き、各人の主観的判断以外に真理はないとする相対論を主張。