いたがき‐たいすけ【板垣退助】
[1837〜1919]政治家。土佐の人。愛国公党を結成し民撰議院設立建白書を提出、また土佐に立志社をつくり自由民権運動を指導した。明治14年(1881)自由党を結成。同31年、大隈重信と日本最...
ちょうそかべ‐もとちか【長宗我部元親】
[1539〜1599]戦国時代の武将。土佐の人。国司一条氏を追って土佐さらに四国全土を支配したが、豊臣秀吉の四国征伐で降伏。九州征伐・朝鮮出兵に参加。「長宗我部元親百箇条」は分国法として有名。
とさ‐みつおき【土佐光起】
[1617〜1691]江戸前期の画家。堺の人。光則の子。承応3年(1654)室町末期以来とだえていた宮廷の絵所預となり、土佐家を再興、江戸時代の土佐様式をつくりあげた。のち剃髪して常昭と号し、法...
とさ‐ゆきひろ【土佐行広】
室町前期の画家。姓は藤原。宮廷絵所の絵師。応永13年(1406)土佐将監の記録が残り、土佐派を名のった最初の画人とされる。作「融通念仏縁起絵巻」など。生没年未詳。
どひ‐さねひら【土肥実平】
鎌倉初期の武将。相模土肥荘に住み、土肥次郎と称した。源頼朝の挙兵、石橋山の合戦などで戦功をあげ、奥州征伐や頼朝上洛にも随行した。生没年未詳。
どんらん【曇鸞】
[476〜542]中国、北魏の僧。雁門(山西省)の人。唐代浄土教大成の基礎を築いた。浄土教五祖の初祖とされる。著「浄土論註」「讃阿弥陀仏偈」など。
なかおか‐しんたろう【中岡慎太郎】
[1838〜1867]幕末の志士。土佐の人。土佐藩を脱藩して尊攘派浪士の指導者となり、薩長両藩の提携を画策。陸援隊を組織し、討幕運動に奔走したが、坂本竜馬とともに京都で幕府の刺客に暗殺された。
ふくだ‐ぎょうかい【福田行誡】
[1809〜1888]幕末・明治の浄土宗の僧。武蔵の人。号、建蓮社立誉。維新の廃仏毀釈(きしゃく)に際し、諸宗の僧と同盟会を組織して仏教擁護のために活躍。浄土宗管長。縮刷大蔵経刊行にも貢献。著「...
ふるいち‐こうい【古市公威】
[1854〜1934]土木工学者。江戸の生まれ。工科大学(現、東大工学部)学長。内務省土木局長。貴族院議員、枢密顧問官。姫路藩士の長男として生まれ、フランス留学後内務省に勤務。近代土木技術の確立...
みなみむら‐ばいけん【南村梅軒】
室町後期の儒学者。周防(すおう)の人。天文年間(1532〜1555)の末、土佐に行き、吉良宣経(きらのぶつね)に仕えて朱子学を説いた。土佐南学の祖とされる。生没年未詳。