かとう‐しゅういち【加藤周一】
[1919〜2008]評論家。東京の生まれ。昭和22年(1947)、中村真一郎・福永武彦との共著である評論集「一九四六 文学的考察」を発表。その後は文学・文化・美術・政治など幅広い分野で評論活動...
ガモフ【George Gamow】
[1904〜1968]米国の物理学者。ロシア生まれ。トンネル効果によるα(アルファ)粒子説明や宇宙の起源の考察など、多くの業績を残す。また、原子物理学などに関する解説書を多数著し、「不思議の国の...
クライン【Felix Klein】
[1849〜1925]ドイツの数学者。幾何学・代数学および数学の歴史的考察、数学教育などにすぐれた功績がある。著「エルランゲンの目録」など。
スミス【William Robertson Smith】
[1846〜1894]英国の聖書学者。聖・俗の観念を社会的立場から考察し、宗教の比較研究法を開拓。著「セム族の宗教」など。
デュルケーム【Émile Durkheim】
[1858〜1917]フランスの社会学者。コントの実証主義から出発し、社会的事実を客観的に考察する科学としての社会学の方法論を確立。著「社会学的方法の規準」「自殺論」「宗教生活の原初形態」など。
ネルンスト【Walther Hermann Nernst】
[1864〜1941]ドイツの物理化学者。化学熱力学を研究。可逆電池の考察から、温度が絶対零度に近づくとエントロピーが有限値になることを発見し、ネルンストの熱定理(熱力学の第三法則)として発表。...
バシュラール【Gaston Bachelard】
[1884〜1962]フランスの科学哲学者・文学批評家。構造主義の先駆者の一人。科学的認識の獲得のために、前科学的な思考との断絶を求めた「認識論的切断」で知られる。のちには詩的想像力の領域に論を...
ブルクハルト【Jakob Burckhardt】
[1818〜1897]スイスの歴史家・文化史家。ルネサンス文化の研究によって近代美術史学・文化史学の基礎を築いた。著「イタリア‐ルネサンスの文化」「世界史的考察」など。
ホイジンガ【Johan Huizinga】
[1872〜1945]オランダの歴史家。精神史との関連を考察し、文化史研究に新生面を開いた。著「中世の秋」「ホモ‐ルーデンス」など。ホイジンハ。
ホワイトヘッド【Alfred North Whitehead】
[1861〜1947]英国の数学者・哲学者。B=ラッセルとともに記号論理学を確立。数学の論理的基礎、物理学の哲学的基礎を考察。その後、有機体の概念を中核とする形而上学を展開。著「過程と実在」、共...