オースティン【Jane Austen】
[1775〜1817]英国の女流小説家。地方中流階級の生活や人物を諧謔(かいぎゃく)をまじえて描いた。作「高慢と偏見」「エマ」など。
くさの‐しんぺい【草野心平】
[1903〜1988]詩人。福島の生まれ。「銅鑼(どら)」「歴程」などの詩誌で活躍。蛙を題材にした詩が多いことでも有名。文化勲章受章。詩集「第百階級」「定本蛙」など。
ゴンパーズ【Samuel Gompers】
[1850〜1924]米国の労働運動指導者。英国生まれ。米国に移民後、1886年、米国労働総同盟(AFL)を結成して初代会長となる。階級協調主義・職能別組合主義を主張した。
ショーロホフ【Mikhail Aleksandrovich Sholokhov】
[1905〜1984]ソ連の小説家。革命前後の内戦と階級闘争に取材した大作を発表。1965年ノーベル文学賞受賞。小説「静かなドン」「開かれた処女地」など。
シリトー【Alan Sillitoe】
[1928〜2010]英国の小説家。下層労働者階級の生活感情や意識を描いた「土曜の夜と日曜の朝」で認められた。ほかに「長距離ランナーの孤独」など。
ディアス【Porfirio Díaz】
[1830〜1915]メキシコの軍人・政治家。ファレス大統領の下で改革戦争・対仏戦争に活躍。のち反動化して1876年のクーデターで実権を握り、大統領に就任。地主階級と外国資本の支持を受けて35年...
ひらばやし‐はつのすけ【平林初之輔】
[1892〜1931]文芸評論家。京都の生まれ。「種蒔く人」「文芸戦線」同人。初期プロレタリア文学運動の理論家として活躍したが、のちに同運動の政治主義を批判し論争を引き起こした。著作に「無産階級...
フォンビージン【Denis Ivanovich Fonvizin】
[1744〜1792]ロシアの劇作家。上流社会や農奴制下の地主階級を風刺した写実的な作品を発表。喜劇「旅団長」「親がかり」など。
フォースター【Edward Morgan Forster】
[1879〜1970]英国の小説家・批評家。英国中産階級の社会を批判的に描いた。小説「インドへの道」、評論「小説の諸相」など。
ふくだ‐とくぞう【福田徳三】
[1874〜1930]経済学者。東京の生まれ。東京商大教授。理論的にはマーシャルを中心とした新古典学派の立場にたち、社会政策における改良主義の原理確立に努めた。著「社会政策と階級闘争」「厚生経済...