やせる/こける の解説 - 小学館 類語例解辞典

やせる/こける の共通する意味

体についている肉が減る。

英語表現 to become thin

国語辞書で調べる やせる こける

やせる/こける の使い方

やせる 【サ下一】
▽食事を抜いてまでやせる必要はない ▽急激にやせた場合には病気を疑うべきだ ▽やせても枯れても(=どんなに落ちぶれても) ▽足がやせる ▽やせるような思いをする
こける 【カ下一】
▽徹夜続きで頬(ほお)がこけた ▽げっそりとこける

やせる/こける の使い分け

「やせる」は、以前よりも肉のつき方が減った場合にいうので、普通より肉がついていても「九〇キロの体重が一キロやせた」ということができるが、「やせている」は状態を表わすので、普通の人より肉づきの少ない場合にいう。
「こける」は、肉が落ちて骨の形がわかるほどになる意で、体全体より、「頬がこける」のように部分的な場合に使う。
「やせる」は、「痩せる」「瘠せる」とも書く。また、「やせた土地」のように、土地が草木を十分に生長させる力に欠ける意もある。
「こける」は、「痩ける」とも書く。

やせる/こける の反対語

▼やせる⇔太る

やせる/こける の関連語

細る 【ラ五】
細くなる。「身の細る思いで帰りを待ちわびる」
やせ細る 【ラ五】
「やせる」を強めた言い方。「やせ細った腕」
やせこける 【カ下一】
やせ細る・やせこける「やせる」を強めた言い方。「やせ細る」より肉が落ち骨張った感じを表わす。「やせこけて貧相な男」

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