の/が の解説 - 小学館 類語例解辞典

の/が の共通する意味

連体修飾語をつくる。

の/が の使い方

▽私の願い ▽梅の花 ▽母への手紙
▽我が願い ▽梅が香 ▽君が代

の/が の使い分け

連体修飾語をつくる、いわゆる連体格は「の」を用いる。「の」で注意したいのは、そこにさまざまな意味関係が含まれていることである。住宅不足→住宅不足している〈主体〉住宅供給→住宅供給すること〈対象〉木家→木できた家 〈材料〉そのほかにも、「東京大学〈場所〉」「高校先生〈所属〉」「昨日事件〈時〉」「三匹子豚〈数量〉」などがある。あるいは、他の格助詞や副助詞と結びついて「母から手紙」「子供へ愛」「大阪まで切符」「学校で試験」「彼とけんか」「ここだけ話」「心ばかりプレゼント」などのように言うこともある。
「が」にも連体格の用法があるが、現在では、非常に文語的な表現か、ほとんど一語化した結びつきの中でしか用いられない。

の/が の類語対比表

我ら…母校私…国…国