えんかちゅうのひと【煙火中の人】
物を煮たり焼いたりして食べる人。俗世間の人。人間。
えんかてがた【円貨手形】
記載金額が円で表示された外国為替手形。邦貨手形。→外貨手形
えんかてつ【塩化鉄】
1 塩化鉄(Ⅱ)。乾いた塩化水素の中で鉄を熱すると得られる、白色または淡緑色の鱗片 (りんぺん) 状結晶。四水和物は潮解性のある緑色の結晶。塩化鉄(Ⅲ)の原料や媒染剤に使用。化学式FeCl2 塩化第一鉄。 2 塩化鉄(Ⅲ)。鉄粉を比較的低温で塩素中で熱して得られる、赤褐色で潮解性のある結晶。六水和物は黄色の結晶。媒染剤・金属腐食剤に使用。化学式FeCl3 塩化第二鉄。
えんかどう【塩化銅】
1 塩化銅(Ⅰ)。硫酸銅(Ⅱ)と塩化ナトリウムの混合水溶液に二酸化硫黄などを作用させて還元して作る、無色の結晶。水・エタノールに溶けにくい。化学試薬に使用。化学式CuCl 塩化第一銅。 2 塩化銅(Ⅱ)。銅片を王水に溶かし真空中で加熱脱水して作る、黄色の吸湿性結晶。消毒剤や木材の保存剤に使用。化学式CuCl2 塩化第二銅。
えんかナトリウム【塩化ナトリウム】
無色の立方晶系結晶。塩辛みをもち、水によく溶ける。天然には岩塩として産出し、海水の主成分で2.8パーセント含まれる。動物体内では生理的に重要な作用をする。塩素化合物、ナトリウム化合物の原料。化学式NaCl 食塩。
えんかのこしつ【煙霞の痼疾】
《「唐書」田遊巌伝から》自然の風景を愛し旅を好む習性。煙霞の癖 (へき) 。
えんかのしょく【煙火の食】
火で煮たり焼いたりした食物。熟食。
えんかはっきんさん【塩化白金酸】
白金を王水に溶かして得られる赤褐色の結晶。水によく溶け、強酸性。このアンモニウム塩を熱すると白金海綿が得られる。化学式H2PtCl6 ヘキサクロロ白金酸。
えんかバリウム【塩化バリウム】
重晶石・木炭・塩化カルシウムの混合物を赤熱して作る、白色の結晶。水によく溶ける。媒染剤・皮なめし・分析用試薬に使用。化学式BaCl2
えんかビニリデン【塩化ビニリデン】
塩化ビニルに塩素を付加して得られるトリクロロエタンを、水酸化ナトリウムなどを用いた脱塩化水素反応によって作る無色の液体。熱・光・触媒などによって重合し、塩化ビニリデン樹脂となる。塩化ビニルやアクリロニトリルなどと共重合したものを繊維・食品包装用フィルム・漁網などに使用。化学式CH2=CCl2