円の貨幣価値。外国貨幣に対する円の購買価値。
円単位で表される日本の貨幣。
炎を上げて激しく燃える火。心中に起こる激しい感情のたとえにもいう。
暑い夏。真夏。《季 夏》
1 煙と霞 (かすみ) 。また、煙のように立ちこめた霞やもや。
2 自然の風景。
《「演説歌」から》
1 明治10年代に、自由民権運動の壮士たちが、その主義主張を歌にして街頭で歌ったもの。のちに政治色が薄くなり、悲恋・心中の人情歌をバイオリン・アコーディオンなどに合わせて歌う遊芸になり、「艶歌」とも書かれるようになった。
2 日本調流行歌の一。小節 (こぶし) をきかせた浪曲風メロディーで二拍子、短調の曲が多く、義理人情を歌う。
3 「つやうた(艶歌)」に同じ。
縁続きの家。特に、婚姻によるつながりのある家。
中国料理の材料とするアナツバメの巣。多く湯菜 (タンツァイ) とよぶスープの実とする。燕巣 (えんそう・えんず) 。つばめの巣。
《「轅」は牛車などのながえの意》人に使われること。人の部下。門下。
出典:青空文庫
・・・燭前夢を温め 仙窟の煙霞老身を寄す 錬汞服沙一日に非ず 古木・・・ 内田魯庵「八犬伝談余」
・・・抜けたように薄暗く、演歌師の奏でるバイオリンの響きは、夜店の果て・・・ 織田作之助「アド・バルーン」
・・・カルモチンをたくさん嚥下したが、死ななかった。「死ぬには、及ばな・・・ 太宰治「苦悩の年鑑」