縁起でもない
不吉で縁起が悪い。「事故にあいそうだなんて、—・い」
縁起を祝う
よいことがあるようにと祝い祈る。
縁起を担ぐ
ちょっとした物事に対して、よい前兆だとか悪い前兆であるとかを気にする。「—・いで同じユニホームを着る」
えんぎえまき【縁起絵巻】
社寺の造立 (ぞうりゅう) や、その祭神・本尊の造像に関する由来・霊験譚 (れいげんたん) などの伝承説話を題材として描いた絵巻。縁起絵。
えんぎきゃく【延喜格】
弘仁格 (こうにんきゃく) ・貞観格 (じょうがんきゃく) 以降の詔勅・官符を集大成したもの。12巻。三代格の一。藤原時平・紀長谷雄 (きのはせお) らが編集。延喜7年(907)成立。一部を除き、現存しない。
えんぎしき【延喜式】
弘仁式・貞観式以降の律令の施行細則を取捨・集大成したもの。50巻。三代式の一。延喜5年(905)醍醐天皇の勅により藤原時平・忠平らが編集。延長5年(927)成立。康保4年(967)施行。 堅苦しいことを言う人をあざけっていう語。「あらむつかしの論語風や。あら嫌の—や」〈仮・浮世物語・二〉
えんぎじょう【縁起状】
社寺がつくられた由来を記した文書。縁起。縁起文。
えんぎだな【縁起棚】
客商売の家で、商売繁盛を祈って設ける神仏習合の神棚。
えんぎなおし【縁起直し】
縁起の悪いのをよくなるように祝い直すこと。「—に酒でも飲む」
えんぎのち【延喜の治】
延喜年間、醍醐天皇の治世をいう。天暦 (てんりゃく) の治とともに天皇親政の最も充実していた時代として並び称された。