母屋 (おもや) にいる人の意から》父を敬っていう語。宮中宮家・公家、また、東西本願寺両家などの家庭で用いる。おもうさん。⇔御母様 (おたあさま) 

[補説]「御孟様」「御申様」とも書く。
[副]満足のゆくまで。思う存分。「—酒を飲む」
[名]心に思っていること。考え。
    1. 「あやしう思ひやりなきやうなれど、—ことなる事にてなむ」〈・澪標〉

[形動ナリ]
  1. 申し分のないさま。

    1. 「ふたばの人をも、—にかしづきおほしたて」〈更級

  1. 自由で気ままなさま。

    1. 「父親王 (ちちみこ) も—に聞こえかはし給ふ」〈・賢木〉

出典:青空文庫

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