烏が鵜の真似
「鵜の真似をする烏」に同じ。
烏に反哺の孝あり
《烏は成長ののち、親鳥の口にえさを含ませて、養育の恩に報いるという「事文類聚」などの故事から》烏さえ親の恩に報いるのだから、まして人は孝行せねばならないということ。
烏の頭が白くなる
《人質になっている燕の太子丹に、秦王が烏の頭が白くなり、馬に角が生えたら帰国を許すと言ったという「史記」刺客伝賛注の故事から》ありえないことのたとえ。烏の頭白く馬角 (うまつの) を生ず。
烏の頭白く馬角を生ず
⇒烏の頭が白くなる
烏の髪
黒くてつやのある髪。
烏の行水
入浴時間が短いことのたとえ。
烏の雌雄
《「詩経」小雅・正月から》二つのものが似ていて区別しにくいことのたとえ。
烏を鵜に使う
無能な人を、能力を必要とする地位に据えることのたとえ。
からすあげは【烏揚羽】
アゲハチョウ科のチョウ。翅 (はね) の開張8〜13センチで、黒色の地に金緑色の鱗粉 (りんぷん) を散布する。幼虫はコクサギ・キハダ・サンショウなどの葉を食べる。《季 春》
からすいし【烏石】
1 黒色でつやのある石。漆石 (うるしいし) とよぶ黒曜石のこと。 2 石炭の異称。