気を引く
相手の関心をこちらに向けさせる。また、それとなく相手の心を探る。「相手の—・く発言をする」
気を回す
必要以上にあれこれ考える。よけいな憶測や邪推をする。「変に—・しすぎる」
気を持たせる
意味ありげな言動をして、相手に期待などを抱かせる。
気を揉む
心配してやきもきする。
気を許す
相手を信用して警戒心や緊張をゆるめる。「—・したのが間違いだった」
気を良くする
思いどおりになって、いい気持ちになる。「評判がよいのに—◦する」
気を悪くする
不愉快な気分になる。機嫌を悪くする。「心ない言葉に—◦する」
軌を一にする
1 《韓愈「秋懐詩」其一から》車の通った跡を同じくするように、立場や方向を同じくする。「考え方が—◦する」→揆 (き) を一にする 2 《「北史」崔鴻伝から。両輪の幅を同一にする意》国家が統一される。
黄なる泉
《「黄泉 (こうせん) 」を訓読みにした語》あの世。冥土 (めいど) 。「苔生 (お) ふる岩に千代ふる命をば—の水ぞ知るらむ」〈宇津保・藤原の君〉
黄なる涙
嘆き悲しんで流す涙。多く獣の涙にいう。「師子…—を流しつつ」〈太平記・三二〉