黄なる物
《小判が黄金色をしていることから》小判。
揆を一にする
《「孟子」離婁下から》同じやり方をする。→軌を一にする
機が熟する
ある物事をするのに、ちょうどよい時機になる。「改革の—・する」
機に乗じる
好都合な状況や時期をうまく利用する。「—・じて攻め込む」
機に臨み変に応ずる
その時、その場に応じて適切な処置をとる。臨機応変。
機に因りて法を説く
仏教の真理は一つであるが、その時、その場に応じて適切な説法を行う。転じて、臨機応変に処理をする。
機を失する
よい機会を逃がす。
機を見るに敏
好都合な状況や時期をすばやくつかんで的確に行動するさま。
驥も櫪に伏す
《「驥」は、一日に千里を走るという駿馬。「櫪」は、馬小屋》いかなる名馬も厩舎 (きゅうしゃ) につながれていては何もできないことから、才能のある者が世に認められず、力を発揮できずにいること。
奇を衒う
わざと普通と違っていることをして人の注意を引こうとする。「—・った表現」 [補説]「奇を狙 (ねら) う」とするのは誤り。