けいきしひょう【景気指標】
景気変動の局面を示す指標。景気の現況の把握および予測に用いる。
けいきじゅんかん【景気循環】
資本主義経済で、経済活動が拡張する好況と収縮する不況とが交互に発生する、その周期的変動のこと。波動のタイプとして代表的なものには、在庫変動に起因する約40か月周期のキチンの波、設備投資の変化に起因する約10年周期のジュグラーの波、建設需要に起因する約20年周期のクズネッツの波、技術革新に起因する約50年周期のコンドラチェフの波がある。景気変動。ビジネスサイクル。
けいきちゃくりくそうち【計器着陸装置】
着陸しようとする航空機に地上から電波を発信し、滑走路への正しい進入コースを指示する装置。航空機に対し水平方向の誘導をするローカライザー、高さを示すグライドパス、滑走路までの距離を知らせるマーカービーコンで構成される。ILS(instrument landing system)。
けいきづけ【景気付け】
1 勢いや元気をつけること。「—に一杯飲もう」 2 連歌・俳諧の付合 (つけあい) で、景気5だけで前句へ付けること。
けいきどうこうしすう【景気動向指数】
内閣府が毎月公表する産業・労働・金融などさまざまな経済活動で、景気に重要かつ敏感な複数の指標動向をもとに算出した統合的な景気指数。景気の予測や現状判断、確認などに利用される。景気の局面判断や転換点判定に有効なディフュージョンインデックス(DI)と、景気動向の大きさやテンポなど量感を把握できるコンポジットインデックス(CI)があり、DIとCIのそれぞれについて先行指数・一致指数・遅行指数がある。平成20年(2008)4月から内閣府は、DI中心の公表から、国際的な主流となっているCI中心の公表へと移行した。→業況判断指数
けいきのうた【景気の歌】
風景のような外部の物事をそのままに詠んだ歌。
けいきのきちょうはんだん【景気の基調判断】
⇒基調判断
けいきひこう【計器飛行】
航空機が飛行姿勢・地点・航路などを、視覚的な目標に頼らず、機上の計器の指示により判断して飛行を続けている状態。⇔有視界飛行。
けいきへんどう【景気変動】
⇒景気循環
けいきウオッチャーちょうさ【景気ウオッチャー調査】
内閣府が行う、景気に関する月次調査。全国を11地域に分け、仕事を通じて景気の動向を観察できる人々(景気ウオッチャー)から景況感を聞き取る。景気ウオッチャーは、3か月前と比べたその時点の景気と、2〜3か月後の景気の予測を、良いから悪いまでの5段階で答え、これに基づいて現状判断DIと先行き判断DIが集計・発表される。街角景況感。 [補説]景気ウオッチャーは、コンビニエンスストア店長・タクシー運転手・農林水産業従事者・製造業経営者・人材派遣会社社員など幅広い業種・職種から約2000人が選ばれる。