こうごか【口語歌】
口語による短歌。伝統的な和歌の制約から離れ、言文一致運動の試みとして明治中期から始まり、石川啄木らによって実践された。
こうごけい【口語形】
口語文の中で用いられる語形。主として活用語にいう。例えば、動詞の「ある」「する」、形容詞の「速い」「美しい」、形容動詞の「静かだ」「賑 (にぎ) やかだ」など。⇔文語形。
こうごけいさん【交互計算】
平常取引をする場合に、債権・債務の発生ごとに決済せず、一定期間内の取引から生じる債権・債務の総額について相殺をし、その残額を支払うことを定めた契約。期間は当事者間で任意に定められるが、特約がなければ6か月。
こうごさよう【交互作用】
⇒相互作用1
こうごさようせつ【交互作用説】
⇒相制説 (そうせいせつ)
こうごし【口語詩】
口語体の詩。山田美妙等の試作に始まり、明治末期の川路柳虹 (かわじりゅうこう) らの口語自由詩を経て、大正期に確立。
こうごじゆうし【口語自由詩】
口語で作られる、詩形の自由な詩。明治40年(1907)川路柳虹 (かわじりゅうこう) の「塵溜 (はきだめ) 」が最初の実作。大正期、白樺 (しらかば) 派・民衆詩派の詩人や、高村光太郎・萩原朔太郎 (はぎわらさくたろう) らにより、近代詩として成熟・完成した。
こうごじんもん【交互尋問】
証人尋問において、その取り調べを請求した当事者が尋問(主尋問)し、次に相手方の当事者が尋問(反対尋問)するというように、両当事者が交互に尋問する証拠調べの方式。
こうごたい【口語体】
1 ある時代の、話し言葉の形式。話し言葉体。 2 現代の、話し言葉に基づく文章の形式。口語文の文体。常体(「だ体」「である体」など)と敬体(「です・ます体」「でございます体」「であります体」など)とがある。⇔文語体。
こうごねんじゃく【庚午年籍】
天智天皇9年(670)庚午 (かのえうま) の年に作られた、全国的規模のものとしては最古の戸籍。戸籍は30年保存を原則としたが、この台帳は永久保存扱いにされた。現存しない。