こうそううん【高層雲】
十種雲形(雲級)の一。灰色がかった厚い雲で、ほとんど全天を覆う。2キロ以上の上空に現れる。略号はAs。朧雲 (おぼろぐも) 。→雲級
こうそうきしょうかんそく【高層気象観測】
高層の、気圧・気温・湿度・風などの観測。気球にラジオゾンデをつり下げて飛ばし、観測する。
こうそうきしょうだい【高層気象台】
高層気象の観測、観測機器の試験・改良などを担当する、気象庁の付属機関。茨城県つくば市にある。
こうそうきょく【後奏曲】
教会で、礼拝後会衆が退場する際に演奏されるオルガンなどの曲。後奏。
こうそうけんちく【高層建築】
いくつもの階を重ねた建造物。現在の日本では、通例、高さ31メートル以上のものをいう。高層ビル。高層ビルディング。→超高層建築
こうそうしつげん【高層湿原】
低温・過湿で塩類の乏しい貧栄養の所にできる湿原。ミズゴケが多く、泥炭化が進んで盛り上がった所ができる。高山や高緯度地方に多い。尾瀬ヶ原・八島ヶ原など。→低層湿原
こうそうじゅうきょゆうどうちく【高層住居誘導地区】
都市計画法で定められた地域地区の一つ。人口の空洞化が進んだ大都市地域に高層住宅を建設することにより、住宅と非住宅建築物の配分を適正化し、良好な都市環境を形成する目的で定められる地区。
こうそうしょくぶつ【紅藻植物】
藻類の一群。葉緑素(クロロフィル)のほか、紅藻素(フィコエリトリン)・藍藻素(フィコシアニン)をもち、紅色や紫色を呈する。体はひも状や葉状。大部分が海産で、アサクサノリ・テングサ・オゴノリ・イギスなどがある。淡水産にはカワモズクがある。紅藻類。
こうそうそ【紅藻素】
⇒フィコエリトリン
こうそうでん【高僧伝】
高徳の僧の伝記を集録したもの。中国では梁 (りょう) の慧皎 (えこう) の「梁高僧伝」が現存最古で、唐の道宣の「続高僧伝」、宋の賛寧の「宋高僧伝」、明の如惺 (じょせい) の「大明高僧伝」と合わせて四朝高僧伝という。日本には「本朝高僧伝」などがある。 「梁高僧伝」のこと。慧皎 (えこう) [497〜554]の撰で519年完成。14巻。後漢から梁に至るまでの高僧の伝記を集録したもの。