功入る
経験を積む。修練を重ねる。「いみじう—・りたる声の、少し枯れたるして」〈狭衣・二〉
功成り名遂げる
りっぱな仕事を成し遂げ、あわせて世間的な名声を得る。「—・げて帰郷する」
功を奏する
《功績を天子に奏上する意から》効果を現す。成功する。奏功する。「説得が—・した」 [補説]「効を奏する」と書くのは誤り。
甲が舎利になる
よろいのような堅いものがこなごなに砕け、火葬後の骨のようになる意から、めったにありえないことのたとえ。舎利が甲になる。
甲に着る
他人の威光を借りたり、自分の地位を利用したりしていばることのたとえ。笠に着る。「主人を—◦着て、酒機嫌の刃物三昧」〈浄・浪花鑑〉
劫を経る
長い年月を経る。年功を積む。
孝は百行の本
《「白虎通」攷黜から》孝行は、すべての善行の基本である。孝は百行の基 (もとい) 。
更闌く
夜がふける。「—・けて抜き足をして、後ろ口から薄暗い庭へ出て」〈鴎外・阿部一族〉
幸か不幸か
そのことが結果としてよいことか悪いことか断定できないが。「—現場にいなかった」
香を聞く
香をたいて、そのにおいをかぐ。